ワーナーブラザージャパンは、同名格闘ゲームを映画化した映画モータルコンバットの最新映像を公開した。作中で雷神「ライデンを演じる浅野忠信が登場する一幕が描かれており、物語の大きな展開を予感させる象徴的なシーンとなっている。

 原作である対戦型格闘ゲームモータルコンバットは、1992年アーケードゲームとしてリリースされて以来、数々の続編やスピンオフが制作された人気シリーズ。

 相手にとどめを刺す際の残虐描写フェイタリティをはじめ過激な内容で知られる本シリーズは海外での人気も高く、メディアミックスとしてアニメ、コミック、ウェブドラマなどが制作され2度の映画化も果たしている。

(画像はYouTubeより)

 本映画の主人公は、シリーズ初登場となる胸にドラゴンの形のアザを持つ総合格闘技選手「コール・ヤング」。魔界の皇帝が放った刺客「サブ・ゼロ」に命を狙われたのを契機に、魔界の敵と戦う戦士に選ばれた自身の使命や世界の命運を懸けたトーナメントモータルコンバット」の存在を知り、仲間たちとともに強大な敵へと立ち向かう物語が繰り広げられる。

 本作にはソニアブレイド、カノウ、スコーピオンといった原作でもおなじみの面々も登場し、浅野忠信氏が演じる雷神「ライデンもそのひとりだ。今回公開された映像では、ライデンが主人公たちと初めて対峙する一幕が描かれ、電撃を操りカノウを一蹴する姿が収められている。

(画像はYouTubeより)
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 プレスリリースによると浅野氏は本作の役作りに対し、台詞の行間だけでなく脚本のすべてを読み込んで臨んだという。また、ライデンのビジュアルにも強いこだわりを示し、象徴的な「笠」は外すべきではないと自ら監督に伝えたとのこと。浅野氏の深いキャラクター造詣が生む重厚な演技にも注目だ。

 本作の指揮を務めるのは、広告業界で活躍し今回が長編映画監督デビュー作となるサイモンマッコイド氏。製作陣には『ソウ』アクアマンをプロデュースしたジェイムズ・ワン氏をはじめ、『IT』透明人間の音楽を手がけたベンジャミン・ウォルフィッシュ氏などが名前を連ねており、単体作品としてだけでなく往年のシリーズファンも楽しめる一作となりそうだ。

 映画『モータルコンバット』は6月18日(金)より全国で公開。なお本作はR15指定となっている。

ライター/dashimaru

映画『モータルコンバット』公式サイトはこちら
ライター
フリーランスの翻訳者を経て、2021年6月より編集アシスタントとして加入。京都の町屋で猫と暮らしています。