今回紹介する、おねカナ不思議旅さんが投稿した『絶滅してしまった不思議な生物【VOICEROID解説】』という動画では、音声読み上げソフトを使用して、面白い理由で絶滅してしまった生物について解説していきます。

投稿者メッセージ(動画説明文より)

世界で発見されている生物の種類は、約175万種もいると言われています。
その一方で、年間4万種の生物が絶滅しています。今回は残念な理由で絶滅してしまった生物
や凄い能力を持っていたけど絶滅してしまった不思議な生物を紹介します!


残念な理由で絶滅した生物たち

お姉さん:
 世界で発見されている生物の種類は、なんと約175万種もいるといわれています。ですがその一方で、年間4万種の生物が絶滅してしまっています。今回は面白い理由で絶滅してしまった生物、すごい特徴を持っていたけど絶滅してしまった生物を紹介していきます。

 絶滅する生物の多くは人間の生産活動や環境問題によって絶滅しているんだけど、そうじゃない生物もいるのよ。まずはエキピオン。

 エキピオンは北アメリカに生息していた犬の仲間で、動物の死体を食べていたそうよ。骨まで噛み砕いて食べていたの。だからどんどん大型化して、走るのが苦手になってしまい、狩りが出来なくなってしまったそうです。

 その結果、食料不足で絶滅してしまったの。死体をすべて食べていなければ、今も生きていたかもしれないわ。次はダイアオオカミです。約30万年前から1万年前に生息していて、現在のハイイロオオカミよりやや大きく筋肉質で、体重が重かったとされているわ。

 警戒心があまりなかったようで、沼にはまった獲物に夢中で飛びかかり、一緒に沈んでしまった結果、絶滅しちゃったのよ。だから天然のアスファルトからよく化石が見つかるそう。もしかしたら自分が沈んでいる間に獲物に逃げられちゃったなんてこともあったかもね。

 次はオドベノケトプスです。オドベノケトプスは、右側の前歯が体の後ろに長く伸びていた歯クジラの仲間とされているの。この牙はオスだけにあって、メスにモテるためのものだったそうよ。

 左右のバランスが悪くて泳ぎにくいように見えるけど、海底の二枚貝を食べていたから 早く泳ぐ必要はなかったの。ただ、大型動物に襲われると動きが遅くて捕まってしまい、絶滅してしまったの。

カナ:
 牙は片側だけ生えていたのかな。

お姉さん:
 反対側には25センチ程度の牙しかなかったそうです。

 次はプロコプトドンです。プロコプトドンは、オーストラリアの中央値に生息していて、カンガルーの仲間なの。オーストラリアの砂漠になった更新地には、乾燥に強いソルトブッシュという植物が多くあったの。

 このソルトブッシュは、地下深くから水を吸い上げる時に、地中にある塩分も吸い上げているから塩味があるそうよ。プロコプトドンは、このソルトブッシュを食べて生活していたから、喉が渇いていたはずよね。

カナ:
 ということは、喉が渇いて絶滅なのかな。

お姉さん:
 数少ない砂漠の泉の近くには人間が住んでいたから、彼らは水を飲むことができなくなって絶滅してしまったと言われているの。歴史にイフはないから何とも言えないけど、こうして見ると残念な理由で絶滅してしまった生物は多くいるのよ。

カナ:
 何も人間のせいだけではなかったんだな。

お姉さん:
 続いてはすごい特徴を持っていたけど絶滅してしまった生物を紹介します。まずはテトラポドフィスアンプレクトゥスです。4本足の蛇で1億2000万年前に生息していたとされているの。

 ブラジル北東部クラト層から蛇の化石が発見されて、ある専門家は全ての蛇の先祖と評したの。この足は歩行のためではなく、掴むために利用されていた可能性が高いそうよ。

 次はディプロドクスです。約1億5400万年~1億5200万年前に北アメリカ大陸に生息していたとされる草食系恐竜の一種です。このディプロドクスは鞭のような尻尾を振って身を守っていたんだけど、なんとその先端は音速を超えるほどの威力があったの。

 コンピュータのシミュレーションによると、約水平に振った場合、尻尾の先端は時速1200kmに到達可能とのことです。その結果、発生する音は大砲のようだったそうよ。実際、化石からはむち打ち過ぎによる捻挫の証拠も見つかっているの。

 次はロドリゲスドードーです。ロドリゲスドードーは、1689年にはじめて西インド洋のロドリゲス島で発見された飛べない鳥なんだけど、1761年を最後に目撃者がおらず、絶滅したと言われているの。翼の骨にはマスケット銃の弾丸に例えられるコブ状の部分があって、武器として使用されていたそうよ。

 羽の強力な筋肉で頭を振り回し、ライバルの骨を砕いていたの。ロドリゲスドードーは非常に攻撃的な動物だったんだけど、ヨーロッパ人の入植とともに殺されて絶滅してしまったのよ。

カナ:
 人間による絶滅はやっぱりあるんだね。

お姉さん:
 最後はオウナラシュカスチルス・トミダイです。2015年ウナラスカ島で発見された化石の正体が、このオウナラシュカスチルス・トミダイなの。2300年前に生息していた哺乳類の一種よ。

 カバと同じくらいの大きさの草食動物なんだけど、水の中で食事をとっていたの。口周りの強靭な筋肉で、海藻などを吸い込んでいたそうです。このように面白い特徴を持つ生き物も絶滅してしまったそうです。

カナ:
 でも現代にいないのは幸運だったのかな。こんなのいたら大変だ!


 解説をノーカットで楽しみたい方はぜひ動画を視聴してみてください。

▼動画はこちらから視聴できます▼

絶滅してしまった不思議な生物【VOICEROID解説】

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