ピーネストジャパンが運営する「ねこちゃんホンポ」は6月16日、全国の猫を飼っている500名を対象に実施した、「猫とテレビ」に関するアンケートの結果を発表した。

調査ではまず、ストレートに「愛猫はテレビを見ますか?」と質問。これに「テレビを見る」と回答した飼い主は49.2%、「テレビを見ない」と回答した飼い主は50.8%の割合だった。大差はなく、一定数の猫がテレビを見ているようだ。

次に、「愛猫が見るテレビ番組のジャンルを教えてください」との質問では、票数の上位から「動物・ペット」「ニュース・ワイドショー」「スポーツ」「バラエティー」「ドラマ・映画」「アニメ」「天気予報」「CM」の順となった。

専門家によると、猫の視力は人間の10分の1、「0.1〜0.2」程度と言われており、解像力も低いため、静止しているものはぼんやりとしか見えないという。ただし、動体視力は人間の4倍ほどであると言われており、1秒間に4mmというほんの少しの動きでも感知できるため、テレビに映る「動物・ペット」などに惹かれてつい見てしまうのは本能によるものだと、同社は解説している。

さらに「愛猫がテレビを見ている時の姿を教えてください」との質問では、「テレビ画面の前でじっと見ている」と回答した人がもっとも多く、5割以上の飼い主が、テレビ画面の前でじっと見ていると回答。

これについて同社は「テレビは1秒間に30枚の静止画を撮影したものを流しています。人間の目は1秒間に10枚程度しか認識出来ないため、テレビに流れる静止画は違和感なく、なめらかな動画として見えていますが、猫は1秒間に40枚ほどの静止画を認識できると考えられるため、ほんの少しずつ変わっていくテレビの画面が不思議で、じっと見入ってしまう結果なのかもしれません」と推測している。