イギリスのウエスト・ミッドランズにある森の中に、奇妙な立て看板が出現した。そこには「1週間で3人が宇宙人に誘拐された」と書かれているのだ。
これが真実であればただならぬミステリー事案だ。
果たして、真相はいかに…?
つい先日、イギリス中部ウエスト・ミッドランズの街セジリーの森の中で、奇妙な立て看板が発見された。
大きな看板には、「1週間で3人が宇宙人に誘拐された。市評議会はいつこの対応措置を取るのか?」と書かれてある。
Bizarre sign claims Sedgley has seen three 'alien abductions' - and blames council for not helpinghttps://t.co/qbx1u9G1pD
— UFO CHRONICLES PODCAST🎙️ (@UFOchronpodcast) June 14, 2021
1週間以内に3人もの市民が宇宙人に誘拐されたというのが本当なら由々しき事態だ。そこで、これを報じたメディアが市の評議会に問い合わせたところ、このような返事が返ってきたという。
看板の件は、当方も認識しております。この地域でUFOについての報告が頻繁にあるということは、間違いなく何かが起こっているのでしょう。ですがそれを確認できる記録がありません。つまり証拠がないのです。
街で宇宙人による誘拐があったかどうかはわかりかねます。
ウエスト・ミッドランズはUFO活動のホットスポット!?
UFOウォッチャーや宇宙人の専門家は、ウエスト・ミッドランズはUFO活動のちょっとしたホットスポットであり、過去数年間に数十の目撃情報があると話している。例えば、2017年にはウエスト・ミッドランズ地域内に住むリサという女性が、ミステリアスな光を目撃したと『Birmingham Live』に明かした。
リサさんいわく、当時前庭にいた時にオレンジ色の明滅する光の球を見たという。彼女の主張は、次の通りだ。
私は、最初それが燃えている飛行機のように見えたのですが、移動が速く、すぐに飛行機ではないと思いました。ほんの数秒だけ見えて、それは空を横切って移動し、下がることなく小さくなって、やがて消えていきました。
一方、アマチュア天文学者のアダムという男性は、望遠鏡で星を見ていた時、突然空を横切る光を見たことを、後になってUFOウォッチャーのサイトで明かしたようだ。
突然、白い光が、人工の技術ではこれまでに見たことのない速度で空を横切って飛んだ。すごいスピードだったけど、かすかに音がしただけでブーンといううるさい音は聞こえなかった。それは、流星ではなかった。非常に低く飛んでいたし、光がとても明るかったから。全天を横切ってそれが見えなくなるまでの時間は、3秒ほどだった。
アダムさんは、自分が地球外生命を目撃したと確信したが、誰からも信じてもらえないことを恐れて、その時は口外することはなかったという。
一方、バーミンガムに住むスコットさんは、16階の自身のアパートから宇宙人の活動を見たと主張。
彼は、あるウェブサイトに次のように綴っている。
空には、巨大な光があった。その明るい黄色の光は、ウォルヴァーハンプトンの方向に向かってゆっくりと移動し、まるで満月のような完全に丸い球体だった。
アダムさんはともかく、リサさんのオレンジ色の光といい、スコットさんの丸い球体の光といい、それらは実は「太陽」だった可能性があるようだ。
イギリスでは、年間を通して太陽がはっきりと見える天気の良い日があまりにも少ないため、もしかしたら人々は太陽がどんなものだったのか忘れがちなのかもしれない。
いや、やっぱりそれは太陽だったのではなく、UFOだったのかもしれない。
いずれにしても、こうしたミステリーな光が目撃されることが多いというウエスト・ミッドランズだが、今回の奇妙な立て看板については、評議会は「対応として、立て看板を取り外す予定」と述べている。
Top image:photo by Pixabay /written by Scarlet / edited by parumo
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