
「安さの殿堂」として名高い「ドン・キホーテ」では、商品のあまりの安さに驚いてしまうなど日常茶飯事のようなものだが、ときには店舗の独自性あふれるユニークな光景に驚かされるケースも珍しくない。
ツイッター上では、とある店舗にて遭遇した光景が話題となっており…。
画像をもっと見る
■突如出現した効果音
今回注目したいのは「東京アクティブNEETs」の山石本薫氏が投稿した一件のツイート。
こちらにはドンキのプライベートブランド「情熱価格」商品がズラリと並んだ店内の写真が添えられており、詳しい話を聞いたところ東京・三鷹市にあるドンキ東八三鷹店にて撮影したものだそうだ。
一見すると何の変哲もないドンキの「日常」的風景なのだが、片仮名の「ド」が文字通りド派手にフィーチャーされた情熱価格のロゴが連続で配置されているため、売り場に「ドドドドドド」という効果音が誕生する事態となっている。
ドンキ行ったらドドドドしててワロタ pic.twitter.com/VoWJlGILrK
— 山石本 薫🎷東京アクティブNEETs (@yamaishimoto) May 19, 2021
関連記事:ドンキにひっそり置かれた自販機、よく見ると… 150倍に増殖した驚異のスペック判明
■漫画における「ドドドドドド」の立ち位置
山石本氏も思わず「ドンキ行ったらドドドドしててワロタ」とつづっているように、インパクトが凄まじいこちらの光景。
物事の度合いを強調する際などに使用される「ド」が並んでいるだけでかなりのパワーを感じることは間違いないが、少年漫画における「ドドドドドド」は強キャラが出現する瞬間や「何か分からないがヤバいことが起こっている」的なシチュエーションで使用されることが多い。

『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズでは「ゴゴゴゴゴゴ」と効果音ツートップを飾っているほか、『BLEACH』作中でも独特な筆タッチで描かれた「ドドドドドド」音は緊迫感を効果的に演出している。
果たしてドンキはなぜ急に「ドドドドドド」するようになってしまったのか? これには情熱価格による突然のイメチェンが影響しているのだ。
■2月からドンキで起こった変化
そもそもドンキの情熱価格が誕生したのは、2009年のこと。「こんな機能があったらいいのに…」「普段使いしたいから、もっとリーズナブルな価格がいいな…」といったユーザーの声に真摯に応えるべく、国内外の優良メーカーと手を組んだのが同ブランドの始まりである。
プライベートブランドにおける「安い」を当然のものと認識し、楽しさ、美味しさ、おしゃれさ、便利さの提供を追求し続け、3,900点を超える商品を展開してきたという。
しかしそんな「安定」した状況に葛藤を抱えていたのか、ドンキを運営する「パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス」(PPIH)は、今年2月より同ブランドの改革に乗り出すことを決意。
ユーザーと共に商品を作る「ピープルブランド」を目指し、ユーザーの意見を幅広く集めようと、商品の駄目出し募集専用サイトまで立ち上げる本気ぶりである。
■「ドドドドドド」が発生したワケ
なお従来のブランドロゴは「情熱価格」の表記を前面に押し出したデザインとなっていたが、こちらも大きく変更することに。
PPIH側は「ドンキのロゴの頭文字『ド』と『情熱価格』のロゴを一体にすることで、強いインパクトとドンキの看板商品であることを伝えるデザインにしました」「また『ド』を頭につけることで、度を超えた情熱を持って商品を開発していく意思も表しています」とコメントしていた。
そのためこちらのデザイン変更を受け、2月以降はドンキ各店舗にて「ドドドドドド」を見かける可能性がべらぼうに高まったものと思われる。
・合わせて読みたい→ドンキの激安グッズが風呂場で豹変 予想外すぎるムーブに「こんなん笑うわ」

コメント