「カドラー」と呼ばれる人たちの仕事が、ここ数年で話題を集めている。中にはたった1時間の労働で大金を稼ぐ人気カドラーがいること、またその仕事内容を、海外メディア『LADbible』などが紹介した。
■時給1万円超を稼ぐ女性
アメリカ・シカゴで暮らすキーリー・シャウプさんは、約7年にわたりカドラーとして働いてきた。キーリーさんが提供するのは、癒やしのひととき。
決して性的なサービスはせず、あくまでプラトニックな癒やしを与えるのであり、トラウマに苦しんでいる人、虐待を受けた経験がある人など顧客はさまざまで、リクエストもそれぞれ異なるという。
顧客の多くは優しいキーリーさんを信用し、何が望みなのかをしっかり伝えてセッションを予約。それを受けるキーリーさんは期待にそえるよう尽力し、今では時給1万円以上を稼いでいるそうだ。
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■ときには奇妙なリクエストも
ただ寄り添い抱きしめてほしいと願う顧客もいれば、「くすぐり合いたい」「子犬のようにじゃれ合いたい」と望む客、「本の読み聞かせをしてほしい」と子供のようなリクエストをする客もいる。
「誰かが自分を気にかけてくれている」。そんな感覚にどっぷりひたることを切望する顧客は、子供の頃に感じた安心感を再び味わいたいと願っているのだという。
■ルールの遵守も大事に
行きすぎたリクエストでなければ、極力応じているキーリーさん。だが全裸にはならないこと、互いに衛生に気を配ること、顧客は18歳以上といったルールをいくつも提示し、客にしっかり守らせているのだという。
またキーリーさんは話しやすいタイプで、しかも守秘義務の遵守を徹底しているため、顧客にとっては、信用して何でも打ち明けることができるセラピストに近い存在でもあるようだ。
■世界的需要は高まるか?
リクエストに応じてしっかり抱きしめ、寄り添い、話に耳を傾け、ひたすら優しく接してくれる。
そんなカドラーの活動が定着してきたアメリカだが、他の国でも「コロナ禍で人との接触に飢えている人には最高のサービスになりそう」「セキュリティが気になるが、一般的なセラピーでは期待できない安心感が得られそう」という意見もある。
この手のサービスが、日本でも人気を博す日は来るだろうか。オーストラリアなどでもすでに人気で、手をつないで一緒に散歩するコース、音楽を聞きながらハグするコースなど、さまざまなサービスを提供するカドラーがいると報じられている。
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