TOKYO MX地上波9ch)朝の報道・情報生番組「堀潤モーニングFLAG」(毎週月~金曜7:00~)。6月11日(金)放送の「FLAG NEWS」では、 “郵便投票法”を取り上げました。

コロナに対応する郵便投票法が成立、しかし問題点も

新型コロナウイルス感染者の郵便投票を可能にする法案が、衆議院本会議で与党などの賛成多数で可決。この法案は、新型コロナウイルスに感染し、自宅やホテルなどで療養している人や海外から帰国してホテルなどで待機している人が郵便で投票できるようにするもの。法案は6月15日の参院本会議で可決、成立し、6月25日告示の東京都議会議員選挙でも適用されることになります。

このニュースに対し、慶應義塾大学 総合政策学部4年の阿部将貴さんは、陽性者は適用されるものの濃厚接触者の方は今回除外されてしまった」と危惧。濃厚接触者のなかには、その後に陽性者になる方が一定数いるだけに、「そういった方々が投票所に足を運ぶのは現実的ではない」と懸念します。

コロナ禍ではかねがね検査の普及が叫ばれていましたが、最近はワクチンの話題が先行。キャスターの堀潤も改めて検査体制拡充の必要性を訴えると、阿部さんも同意。今回の法案では代理人の記入も認められなかったこと案じ、阿部さん濃厚接触者は別室で投票できるようにするなど、何かしらの配慮が必要だが、そのあたりの内容がない」と指摘。さらには、今回は施行まで5日間しかないと不安が募っている様子。

そもそも、これまで国会議員の間では電子投票・ネット投票解禁に向けての動きがあったものの、今回の一件で全く進んでいないことが見て取れます。阿部さんは「僕らデジタルネイティブ世代が、60代ぐらいにならないと(ネット投票は)できないんじゃないか(苦笑)。インターネットを使わない方々からしたら何のメリットもない話なので、こういった世代間のギャップをどう埋めていくのかというのが僕らの世代は問われている」とも。

キャスターの田中陽南も「今、郵便投票というところは疑問」と率直な思いを語りつつ、「とはいえ、投票率は上げていかないといけないので、例えば投票所でPCR検査が受けられるなど何かメリットを付けることでもっと投票が進めば」と希望します。

一方、堀は郵便投票というと先のアメリカ大統領選での混乱を思い出すようで、「さすがに日本国内であそこまでの分断はないと思うが」と言いつつ、政府にさらなるテクノロジーの活用を要望。そして、そのためには国会における若い世代の政治家の台頭を求め、圧倒的に少ない現状について問うと、阿部さんは「国会に行かないと法律は作れないので、若い世代がどんどん出られるよう僕らも主体的に投票を働きかけていきたい」と意欲を見せていました。

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<番組概要>
番組名:堀潤モーニングFLAG
放送日時:毎週月~金曜 7:00~8:00 「エムキャス」でも同時配信
キャスター:堀潤(ジャーナリスト)、田中陽南(TOKYO MX
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/variety/morning_flag/
番組Twitter@morning_flag

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