クラウドファンディングサービス「READYFOR」内で2021年6月17日時点で支援が多いプロジェクトをランキング形式でご紹介します。また、コロナ機に当サービス内で増えている祭り・伝統文化関連プロジェクトについて解説いたします。

●トピック1:2021年6月時点で支援が多いプロジェクトランキングTOP5
●トピック2:クラウドファンディングが地域の祭りを守る!?全国各地で支援を呼びかけ
●トピック3:伝統文化においても広がるクラウドファンディングの輪


  • トピック1: 2021年6月時点で支援が多いプロジェクトランキングTOP5
1位「寄席の危機に想いを寄せて|江戸から続く落語・寄席文化存続にご支援を」
参考URL:https://readyfor.jp/projects/yose
2位「木曽地域唯一の総合病院としての役割を。DMATカー買い替えへ!」
参考URL:https://readyfor.jp/projects/kisohosp
3位「柳都新潟・古町芸妓|もてなしの心、伝統を守るためのご支援を」
参考URL:https://readyfor.jp/projects/ryuto-shinko_2021
4位「【尖閣諸島】日本の領土・領海である尖閣諸島で安全に漁がしたい」
参考URL:https://readyfor.jp/projects/senkaku
5位「心臓病センター榊󠄀原病院:救急救命のためのクラウドファンディング
参考URL:https://readyfor.jp/projects/sakakibarahp


2020年は新型コロナの影響で多くの祭りが中止・延期となりました。その結果、コロナ禍で失われる可能性が高い日本文化の1位に「祭り」が上がっており(※1)、存続が危ぶまれています。

READYFORでは、コロナ禍で青森・大分など4地域の祭りがクラウドファンディングを通じて、感染対策費用、職人支援などの支援金を集めました。
※1:マツリズム「祭に対する意識調査」(2021年2月)



またコロナが長期化した本年では、約40%の団体がリアルな場での開催との併用も含め「祭りのオンライン化」を検討していると言われており(※2)、READYFORを通じてオンライン配信用機材購入費用を募るプロジェクトも増えています。クラウドファンディングでの支援の呼びかけやオンライン配信の実施は、祭りの認知向上や、地域外の参加者を増やすことにもつながっています。
※2:祭り・イベント総合研究所「コロナ禍における祭り・イベント関係者の動向・意識調査」(2021年2月)

<オンライン配信の様子>
・菊姫行列 URL:https://www.youtube.com/watch?v=Y9lEOdp6pnU
・福井つぐみ祭りURL:https://www.youtube.com/watch?v=dgNoGHAa-fY


クラウドファンディングを通じて祭りを応援する声が可視化され、祭りを存続させるモチベーションを維持できた団体も多くあります。また例年通りの参加はできずとも「支援」という形で関わることで、参加者側も祭りへの想いを高めることができます。実行団体と祭り参加者双方の熱量を高められるクラウドファンディングは祭りとの相性が良く、双方にとってメリットが大きいと言えます。

コロナの長期化により、本年も夏祭りが中止・縮小となっています。感染対策費用やオンライン配信費用などを集めるクラウドファンディングプロジェクトの問い合わせが増えており、今後も活用が広がる見通しです。


<コロナ禍での祭り関連プロジェクト例>
・青森ねぶた祭り「コロナ禍で祭中止!青森のねぶた文化を守れ!ねぶた師緊急支援!」
参考URL:https://readyfor.jp/projects/nebutashi
・大分菊姫行列「【大分県佐伯市船頭町】コロナ禍で気づいた地域行事『菊姫行列』の未来」
参考URL:https://readyfor.jp/projects/kikuhime_online
・福井つぐみ祭り(YOSAKOIイッチョライ)「次々にお祭りが中止になった2020年。踊り子達に表現の場を!」
参考URL:https://readyfor.jp/projects/icchorai
・京都薪能「70年続く「京都薪能」|伝統の灯火を守るため第71回上演にご支援を」
参考URL:https://readyfor.jp/projects/kyoto_takiginou2021


コロナ禍において、伝統文化継承のための新しい手法としてクラウドファンディングの活用が増えており、2020年の伝統文化関連プロジェクトの支援金額は前年比約2倍、支援者数も約2倍となっています。

寄席支援プロジェクト(落語協会、落語芸術協会)が実施する「寄席の危機に想いを寄せて|江戸から続く落語・寄席文化存続にご支援を」参考URL:https://readyfor.jp/projects/yoseでは、伝統文化関連プロジェクトで国内クラウドファンディング史上最高額となる80,914,000円を記録しています(2021年6月16日時点)。
  • コロナ禍で芸術の重要性・必要性が再確認されている中、クラウドファンディングは「非接触」でできる新しい資金調達の方法としてより広がりをみせています。クラウドファンディングは資金集めだけでなく、「文化芸能は必要である」「伝統を後世に残したい」という人々を可視化するとともに、ファンの方々と今までにない形のコミュニケーションを作ることができます。今後とも伝統文化に関わるさまざま団体に想いの乗ったお金を届け、伝統文化継承のサポートをしてまいります。(READYFOR 文化部門長 廣安ゆきみ)


<現在支援募集中のプロジェクト>
・「寄席の危機に想いを寄せて|江戸から続く落語・寄席文化存続にご支援を」
参考URL:https://readyfor.jp/projects/yose
・「コロナを越えて若柳会開催にご支援を|日本舞踊と京都花街の伝統を守る」
参考URL:https://readyfor.jp/projects/wakayagiryusouke
・「柳都新潟・古町芸妓|もてなしの心、伝統を守るためのご支援を」
参考URL:https://readyfor.jp/projects/ryuto-shinko_2021

  • お知らせ

「文化芸術特設ページを開設!文化芸術分野提携第一弾として美術手帖との取り組み開始」
・プレスリリースURL:https://readyfor.jp/corp/news/237
・文化芸術特設ページURL:https://readyfor.jp/apply/culture/

配信元企業:READYFOR株式会社

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