『声に出して読みたい日本語』というベストセラー本がありますが、逆に声に出して読みたくない日本語もあるはず。とくにネットスラングは、会話で使うと恥ずかしい思いをするかもしれません。そんな口には出したくないネットスラングについて、読者581名にうかがいました。
Q.声に出して読みたくないネットスラングを教えてください(複数回答)
1位 ワロタ 23.1%
2位 漏れ(俺) 22.9%
3位 ○○なう・わず・うぃる 20.1%
4位 リア充(リアルが充実している人) 19.8%
5位 きぼーん(~してください) 19.3%
■ワロタ
・「声に出して言われたら少し気持ち悪い」(37歳男性/通信/技術職)
・「ワロタは絶対言わないから」(37歳女性/マスコミ・広告/クリエイティブ職)
・「よくメールとかにも書いている人を見るが、なんとなくオタクっぽくて声に出しては言いたくない」(27歳女性/食品・飲料/事務系専門職)
■漏れ(俺)
・「これは引かれそう」(30歳男性/医療・福祉/専門職)
・「下ネタが嫌いだからです」(27歳女性/学校・教育関連/専門職)
・「もう古いのではないか」(50歳男性/情報・IT/技術職)
■○○なう・わず・うぃる
・「ちょっとイラッとする気がした」(30歳女性/不動産/事務系専門職)
・「言ってる人がいて好きじゃないもの」(25歳女性/医薬品・化粧品/技術職)
・「リアルおたくという印象が否めない」(30歳女性/マスコミ・広告/秘書・アシスタント職)
■リア充(リアルが充実している人)
・「まるで自分が充実していないようだから」(48歳男性/情報・IT/技術職)
・「読みたくないけど、ネットだと文字の会話が主体なので、『リア充』、使います(笑)」(51歳男性/機械・精密機器/技術職)
・「流行に乗っかり過ぎていると思われそうだから」(29歳男性/運輸・倉庫/技術職)
■きぼーん(~してください)
・「それを使ってる奴を見たことがないから」(30歳男性/食品・飲料/技術職)
・「気持ち悪いです。特に男性が言うと」(28歳女性/ソフトウェア)
・「『電車男』に出てきたイメージ」(31歳女性/食品・飲料/販売職・サービス系)
■番外編:活字でもナシ!?
・ワクテカ(ワクワクして期待している様子)「ダサい感じ」(35歳男性/機械・精密機器/自事務系専門職)
・オナシャス(お願いします) 「オナシャスは実際に言われたことがあります」(22歳女性/情報・IT/営業職)
・~ジャマイカ(~じゃないか)「ダジャレ風なので声に出すと恥ずかしいです」 (30歳女性/ソフトウェア/事務系専門職)
●総評
1位は「ワロタ」でした。ネット上ではよく見かけるものの、実際に言われたら驚いてしまいますよね。よく使う言葉は思わず口に出してしまいがち。SNSなどで使っている人は、リアル会話で使わないように注意しましょう。
2位「漏れ(俺)」、5位「きぼーん」ともども、実際に使っている人がいたら笑ってしまいそう。言葉の響きだけではなく、ちょっと古いことも嫌われる理由かもしれません。
3位は「○○なう・わず・うぃる」。ネット上で見かけてもイラッとする人が目立ちました。つぶやくときには便利な言葉なんですけどね。
4位は「リア充(リアルが充実している人)」。ほかの言葉と比べたら、そんなに恥ずかしさは感じないと思うのですが……。ネットではやっているからといって、会話に盛り込むことは避けたほうがいいのかもしれませんね。
(文・OFFICE-SANGA 澤井輝一)
調査期間:2014年1月25日~2014年1月28日
調査対象:マイナビウーマン読者
調査数:男性243名、女性338名
調査方法:インターネットログイン式アンケート
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