高知県本山町出身の作家の文学館「大原富枝文学館」開館30周年を記念して、富枝とその文学作品にも登場する柴犬の三郎、コッカースパニエルのラディ、ルカを、俳優でイラストレーター、脚本家として活躍中の角田貴志氏(ヨーロッパ企画)がキャラクター化しました。キャラクターたちは、館内のあちこちに展示されているほか、新コンセプトのポスターやリーフレット、グッズにも登場。文学館にて、6月22日(火)より「大原富枝と3匹の愛犬」グッズを多数販売いたします。

新パンフレットの表紙
  • 「戦後最大の女流作家」と言われた大原富枝
大原富枝の代表作「婉という女」

大正元年(1912)高知県本山町に生まれる。青春時代に結核を患い、約10年間の療養生活を経て作家として活動する。自身の人生と歴史上実在する野中婉の人生を重ね合わせて描いた代表作「婉という女」は、国内だけでなく、英語訳、ロシア語訳、ポーランド語訳され、映画化もされた作品である。親交のあった吉本隆明(評論家)は、碑文に「戦後最大の女流作家・大原富枝」と刻んだ。本山町立大原富枝文学館は、大原富枝がまだ存命中の平成3年11月に元簡易裁判所であった建物をリニューアルして開館した。

「婉という女」講談社1960年
あらすじ:野中婉は、土佐藩の執政であった野中兼山の四女として生まれた。しかし、父兼山は政敵に追われ、失脚、急死する。その後、婉がわずか4歳の時、母や姉、兄弟たちは全員幽閉されてしまう。男子が死に絶えるまで、長い囚われの生活を送ることになる。その異様な体験を持った実在の女性の生き方を描いている。
  • 新コンセプトは、「故郷と三匹の犬を愛した小説家
いつも一緒だった富枝と愛犬三郎
大原富枝の生涯と文学を語る上で、3匹の愛犬を切り離すことはできない。特に3代目の愛犬である三郎は、作品の中にも登場する。愛犬への愛情をエッセイのようにつづった「三郎物語」(1976)や、老いた三郎が山で失踪したまま見つからなかった記録として「山霊への恋文」を刊行している。子供のいない富枝にとって愛犬は家族以上の存在であり、書くときもいつも一緒だったという。その3匹の愛犬たちをモチーフにキャラクター化し、文学館のポスターやパンフレットもリニューアルすることとなった。キャラクターデザインは、俳優でイラストレーターでもある劇団ヨーロッパ企画の角田貴志氏が手がけた。
  • オリジナルグッズは、文学館にて6月22日より販売開始
  • 館内のあちこちにいる愛犬たち
入り口の記念撮影スポット
  • Shikokuブランド株式会社が高知県本山町のパートナーとして企画
 本件は、四国の地方銀行4行(阿波銀行・百十四銀行・伊予銀行・四国銀行)の包括的な提携「四国アライアンス」の一環として設立した地域商社Shikokuブランド株式会社が高知県本山町のパートナーとなり企画した地域活性化の取り組みです。

【本件に関するお問合せ先】
大原富枝文学館 大石・川村まで
電話・FAX:0887-76-2837
メールアドレス:ohara-motoyama@town.motoyama.lg.jp

配信元企業:大原富枝文学館

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