ザトウクジラBaptiste Le Bouil/istock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

海でいきなりクジラに飲み込まれ…。その瞬間やその後の様子、生還した男性の話を、『NBC News』など海外のメディアが報じた。


■海で起きたハプニング

アメリカでロブスター漁をしているマイケル・パッカードさん(56)が、11日にマサチューセッツ州・プロビンスタウン沖で仕事に取りかかった。

海に入ったマイケルさんは、約14メートルの深さまで進んだ。しかしいきなり強い衝撃を感じ、次の瞬間には目の前が真っ暗に。「俺、サメに襲われちまったのかな」と考えたという。


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■「死ぬのか…」と覚悟も

それでもまったく噛まれることはなく、痛みも感じなかったため、マイケルさんは「俺は(サメではなく)ザトウクジラの口の中にいるにちがいない」と考えた。だがクジラの口は閉じた状態で、逃げることは不可能だった。

このときマイケルさんはダイビング用のレギュレータを持っていたが、クジラの口の中ではそれを探すことさえ困難だったという。脱出方法がまるでない状況で、「このまま窒息してしまうのか」「俺はここで命を落とすのかもしれない…」と考えていた。

■まさに九死に一生

死を意識しながらもがいていたマイケルさんだが、クジラもそれが気になったのか、水面に急浮上。そのままマイケルさんを吐き出した。

口の中からようやく出ることができたマイケルさんを仲間が発見し、水中から引きあげた。マイケルさんは体にいくつもアザができており膝を脱臼していたが、大出血を伴うような大怪我や骨折はしていなかったという。


■生きて家に戻れた男性

運が悪ければ、クジラの餌になっていた可能性もあるマイケルさん。

それでも生還し、搬送先の病院で良い笑顔を見せて関係者たちを安心させ、診察・手当を受けたあと退院を許可されたという。10代の息子2人の父親でもあるマイケルさんは、救ってくれた人たちへの感謝の言葉をSNSに書き込んだ。

クジラの口の中にいた時間は1分にも満たなかったというが、死を覚悟しながら暗闇で過ごす時間はとてつもなく恐ろしかったに違いない。

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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原

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