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病気の子猫が保護され、愛情と治療で元気にすくすく育つ
 アメリカ・インディアナ州にある田舎の動物保護施設に運び込まれた2匹の子猫は、施設に十分なスペースがなく、病気を患っていたことから、救済団体スタッフが助けの手を差し伸べ、里親ボランティア宅へと移された。

 子猫たちにたっぷりの愛情と治療を施すと、みるみるうちに2匹は元気に回復。現在は、里親宅の先住猫と一緒に、仲良く幸せな日々を送っているという。

【病気を抱えた2匹のきょうだい猫が保護される】



Twin kittens foster journey

 ある日、小さなきょうだい猫2匹がインディアナ州南部にある田舎の動物保護施設に持ち込まれた。

 しかし、施設は子猫を預かる十分なスペースがなく、世話のできる環境が整っていなかったことから受け入れ先を募集したところ、インディアナポリスにある動物救済団体『ARPO』が子猫たちを助けるために名乗り出た。

 そこで里親ボランティアをしているロリ・ホワイトさんは、早速施設へ2匹の子猫を迎えに行った。

 子猫たちは、ロリさんが迎えに来るまでやさしい女性のもとで数日間ちゃんと世話を受けていた様子で、出会った時にも居心地よさそうにしていたという。

 フランシスジョニーと名付けられたきょうだい猫が、どのような経緯で動物保護施設に入れられたのかは定かではないが、2匹の体重は平均以下で、上気道感染症を患っていた。

 ロリさんは、2匹を引き取ってすぐに抗生物質と点眼薬で治療を開始。そして、柔らかなベッドと美味しいごはんを与えられると、2匹はとてもリラックスした様子を見せた。

仮里親の家で瞳に輝きを取り戻した2匹

 ロリさんのTLC(やさしい愛情とケア)のおかげで、フランシスジョニーは、数日後にはすっかり元気を取り戻した。

 最初からフレンドリーだった2匹は、元気になったおかげでとてもエネルギッシュになり、ロリさんの周りにまとわりつくようになった。

 何より、瞳の輝きを取り戻した2匹は、ロリさんが与えてくれる心地よい環境やたっぷりのごはん、愛情を得て、本来の性格を発揮し始めたという。

2匹は、人の背中や椅子など、どんな場所にでもジャンプしたがります。フランシスは、ジョニーより外向的で、ジョニーをいつもリードしているようですね。
 このように話すロリさんは、オードリーという猫を飼っているが、先住猫のオードリーと2匹を対面させてみると、すぐにオードリーは2匹を受け入れ、今ではとても仲良しになったようだ。
 1か月ほど前、行き場所もなく病気で必死で助けを必要をしていた2匹のきょうだい猫、フランシスジョニー。今は、ロリさんというやさしい里親に出会い、元気いっぱいに幸せな生活を満喫中だ。

Top image:dreaming_of_foster_kittens/Instagram / written by Scarlet / edited by parumo

 
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