新型コロナウイルスの感染拡大によって、日常生活でマスクの装着が当たり前になるなか、人びとにマスク着用を呼びかけるためにさまざまなご当地キャラや塑像にマスクが装着されているのを見かけるようになった。
 
 中国のポータルサイト・新浪に16日、日本で巨大観音像にマスクが掛けられたことに対して、日本のネット上で批判的な声が出ているとする記事が掲載された。

 記事は、福島県会津若松市にある高さ57メートルの巨大観音像に15日、大型のマスクが装着されたと紹介。マスクは面積約20平方メートルで赤い巨大なもので、関係者によれば新型コロナが終息するまで掛け続けるとのことで、このマスクによって人びとの心がポジティブになり、新型コロナの苦難を乗り切ることを祈願するものだと伝えた。
 
 その上で、巨大観音像にマスクが取り付けられたことに対して、日本のネットユーザーからは「呆れた」といった批判的な意見が相次いでいるとし「人びとにマスクをつけるよう啓蒙する作用はなく、なんの意味もない」「観音様に対して無礼なことをするな」などのコメントを紹介した。

 さらに、お金の無駄遣いだという意見のほか、「これを仏教関係者が放っておいたら、職務の怠慢だ」とし、観音像にマスクをつける行為に対して仏教界が抗議を行うべきだとするユーザーもいたと伝えている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

無礼? 観音様にまでマスクを装着する日本人=中国メディア