18日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)で、コメンテーターとして出演しているタレントの長嶋一茂が、ワクチン接種の順番について語り、視聴者から困惑の声を集めている。

 問題となっているのは、東京の人流が増えているタイミングにも関わらず、緊急事態宣言を解除することを取り上げている際の一幕。繁華街の人出は5週連続で増加しているといい、このタイミングでの解除はリバウンドのリスクが高まっているとのこと。また、番組では20代、30代の若者による第5波が警戒されると報じていた。

 そんな中、話を振られた一茂は「若い人の人流増加っていうのはこれは止められないんですよね」と指摘。また、若者でも仕事のために外出という側面もあるとし、「やっぱり、僕は若い人からワクチンを打つべきだったんじゃないか、といまだに思ってます」と発言していた。

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 しかし、この発言にネットからは「なぜワクチンを若者から…?」「重症化リスクの高い世代が高齢者だということを全く理解していない」「病床ひっ迫してるのは高齢者でしょ!?」という批判的な声が集まっていた。

 「新型コロナウイルスに感染した際、高齢者の方が重症化しやすいことは言うまでもなく、番組でも繰り返し取り上げられていたこと。若者の場合、自宅やホテル療養で入院せずに回復する場合も多く、一茂の発言には多くの疑問が寄せられていました。死亡率が低い若者世代から打っても、病床ひっ迫などの問題は解決しない可能性の方が高く、ネット上には一茂のコメンテーターとしての資質を問う声も上がっていました」(芸能ライター)

 高齢者のワクチン接種に対する異論は、世間からもほぼ見受けられなかっただけに、一茂の発言には多くの驚きの声が集まってしまったようだ。

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