ちょっとした工夫で「不快な高音」がカットされるそうです。

カーブ通過時の「きしみ音」を低減する工夫

鉄道がカーブを通過する際に響きわたる「キィィィ…」といった騒音。この不快な音は昔と比べ、大きく改善されているといいます。

これを実現している「防音車輪」について、大阪メトロの公式YouTubeチャンネル2021年6月17日(木)に動画「「Metro News」vol.76 『車輪でこんなものまで?』」を投稿。車輪ネタは「vol.52 電車の車輪ってどうなってるの?」「vol.61 電車はなぜカーブを曲がることができるのか!?」に続いて3回目です。

車両工場で「防音車輪」と「防音のない車輪」をハンマーで叩き比べたところ、音の響きは一目瞭然ならぬ一聴瞭然。防音のない車輪であれば「カキーーーン…」と響き渡る甲高い打音が、防音車輪では鈍い音になっています。

この「防音車輪」の秘密は、車輪内側に取り付けられたゴムリングにあります。国内唯一の車輪メーカーである日本製鉄が公表している実験結果によると、ゴム部品を用いた2種類の防音車輪は、非防音の車輪に比べ、2000ヘルツ以上の甲高い高音域の音圧が、最大30dB程度減少していました。

「防音車輪」は京阪電車も1998(平成10)年から採用するなど、今や地下鉄にとどまらず、各地の鉄道車両に採用されています。

大阪市営地下鉄御堂筋線で2011年から使用されている30000系電車(画像:大阪市交通局)。