カラパイアの元の記事はこちらからご覧ください

目の前で財布を落としたら東京の人はどう反応するのか?
 海外の人がイメージする日本は、比較的安全で親切な人が多いという印象だろう。他の国と比べても、置き引きやスリといった軽犯罪率も低い。では、大都会東京に住む日本人はどれくらい親切で正直なのだろう?

 今回、東京で15年暮らしているフィリピンアメリカ人の男性がこんな社会実験を行った。

 隠しカメラを設置して、混雑する歩道で財布を落としたり、ノートブックパソコンスマホを故意にカフェの座席に放置したままにしてみたり、鍵をかけてない自転車を置いたりして、周りにいる人々の反応を調べたのだ。

 果たして東京の人はどのような反応をしたのだろうか?

【東京の人はどれほど正直で親切なのか?】



Are Japanese Really Honest?

 東京に住んで15年というフィリピンアメリカ人パオロさんは、定期的に日本の様子を自身のYouTubeアカウントPaolo from TOKYO』でシェアしているユーチューバーでもある。

 今回パオロさんは、「東京に住む人たちはどれほど正直で親切なのか」というテーマで動画をシェア

 動画の中で、彼はこのように話している。

周りの人たちに「なぜ日本にそんなに長い間住んでいるのか」と聞かれることがよくあるのですが、まず、食べ物が美味しい。更に他国と比較して安全だし、人々がとても正直で親切であることです。

それをわかりやすくお伝えするために今回東京で、ちょっとした社会実験を行ってみました

 ということで、彼が行ったいくつかの社会実験を紹介しよう。

混雑した街中で財布を落とす

 都内屈指の繁華街として知られる渋谷で、最も人が行き交う場所が「渋谷スクランブル交差点」だ。

 ここにやって来たパオロさんは、人ごみの中を歩く途中で1万円札が入った財布を落としてみることに。

 すると、気付いた男性がすぐに財布を拾い、気付かないふりをして歩くパオロさんを呼び止め手渡した。

 もちろん、財布の中の1万円札も、そのままだ。
2_e0

コーヒーショップでノートパソコンとスマホを座席に放置

 次に、スターバックスにやって来たパオロさんは店内のテーブルに、ノートブックパソコンスマホを置いてドリンクのオーダーのために席を外す。

 そして数分後に戻って来ると、ラップトップスマホはそのまま。

 そこで、今度は少し長い時間席を外すことに。18分弱テーブルから離れていても、誰もパオロさんの席に近づく者や怪しげな行為をする者などいない。
laptop_e

自転車の鍵をかけずに公共の自転車置き場に放置

 今度は、自転車を人通りのある公共の自転車置き場に止めてみることに。

 この時、目立つように自転車ロックチューブを籠の中に入れて、そのまま自転車から離れた。

 15分以上放置してあったにもかかわらず、自転車は無事だった。動画を見ると、誰もパオロさんの自転車に興味を示した人はいないことがわかる。
bike_e

無人の野菜販売とセルフサービスバー

 日本では田舎でよく見かける無人の野菜販売の屋台だが、都会にもある。

 ここには、お金を入れる箱や缶が備え付けられているのみで、店員はいない。欲しいものを手に取って、お金を入れるだけ。

 ここでも、パオロさんは通りすがりの人がお金を払わずに品物を持ち去ったりしないという光景に感心したようだ。
money box_e


 更に、24時オープンの無人セルフサービスバーへも足を運んだパオロさん。

 店の中には、アルコール飲料やソフトドリンクの他、数点の衣類も販売されているが、店員はいない。

 カードで支払いをして、自分でカップに飲み物を注ぐだけ。日本人の正直さを信用した上で成り立っている究極の便利性に、パオロさんは感心せずにはいられないようだ。
beer_e

最後にパオロさんが伝えたかったこと

 ちなみに治安の悪い国では、ちょっと目を離したすきに貴重品が盗まれるなんてことはしょっちゅうだし、落した財布も戻ってこないことが多い。

 社会実験を終えて、パオロさんは動画の中でこのように話している。

今回の社会実験からもわかるように、ほとんどの場合、日本人はとても正直で親切であると感じています。

ただし、それは動画で示した特定の事項に限ることかもしれないし、今回たまたますべてそうだっただけで、1回限りの例に過ぎません。

全ての人が今回の動画の私と同じ体験をするとは限らないし、どんなに治安が良く善良な人が多い国でも、少数ながら悪い人は存在します。

私自身、結構前のことになりますが、渋谷のアパート自転車置き場に鍵をかけて放置していた自転車を夜間に盗まれるという経験をしました。

だから東京を訪れる予定のある人は、大切なものをその場に置きっぱなしにしても絶対大丈夫とは思わないでください。もし、動画実験のようなことをあなたが試しても、全く同じことが起こるとは期待しないでください。

結局は、他国に旅行する時でも、どこにいても、常に安全を確保できるよう最善の判断を下すことが大切だと言えるでしょう。

Top image:Youtube / written by Scarlet / edited by parumo

 
画像・動画、SNSが見られない場合はこちら

人類の記事をもっと見る

飛び降り自殺を図る男性に気付いたトラックの運転手、橋の真下にトラックを停めて男性を救う - カラパイア

草木の生えないインドの砂漠地帯に20年を費やしてオアシスを作った男性 - カラパイア

まだ売れない時代のシルベスター・スタローンが愛犬を売り、買い戻すまでのエピソード - カラパイア

危機一髪!ボートがダムに飲み込まれる寸前で救出された4人の女性 - カラパイア

「目の前で財布を落としたら、東京の人はどう反応するのか?」社会実験をやってみたアメリカ人