3月からは、初の全国ツアーが決定。その名も、「アップアップガールズ(仮)1st 全国ツアー アプガ第二章(仮) 進軍~中野に向かって~」。最後に記してある中野とは、ハロー!プロジェクト定期的にコンサートを行っている中野サンプラザのこと。アップアップガールズ(仮)のメンバーらも、元はみんな研修生グループであるハロプロエッグのメンバーたち。7人は、ハロー!プロジェクトには昇格することなく、新たに誕生したアップアップガールズ(仮)のメンバーとして活動をスタートさせた。

 ユニットは、2011年春に結成。これまでにも数多くの作品やライブ活動を実施。そんな彼女たちが、憧れの聖地,中野サンプラザを目指すため、この春より全国ツアーを行う。そのツアーに先駆け、アップアップガールズ(仮)2月19日に2ndアルバム『セカンドアルバム(仮)』を発売する。中には、T-Palette Recordsへ所属後に発売した『チョッパーチョッパー/サバイバルガールズ』以降、『Starry Night/青春ビルドアップ』までの8枚のシングル曲を中心に収録。他にも、現在発売中のオムニバス盤『Disney Rocks!!! Girl`s Power!』へ『We're All in This Together [High School Musical]』を唄い、参加中。

【アップアップガールズ(仮) 聖地・中野サンプラザへの想いを語る!】の写真付き記事はこちら

 今回は、メンバーの中から、仙石みなみ(赤)、古川小夏(桃)、佐藤綾乃(紫)、関根梓(橙)、森咲樹(緑)の5人がインタビューへ登場。今の熱い想いをぶつけてくれました。

 (今回のインタビューは、1月中旬に実施。2月2日を持って、6月1日中野サンプラザでワンマン・ライブを行うことを発表しています。)

■ 「私たちはハロプロエッグを辞めさせられた身、その過去を超えたい」とズッと思っていました

――3月から始まる全国ツアー「アップアップガールズ(仮)1st 全国ツアー アプガ第二章(仮) 進軍~中野に向かって~」にも記されていますが。アップアップガールズ(仮)が今、目標に掲げているのが、聖地・中野サンプラザでワンマン公演を行うこと。そこは、7人の辿り着きたい場所なんですよね。

仙石みなみさん(以下、仙石):はい。出来ることなら"今年中には辿り着きたい場所"だなと思っています。

――中野サンプラザは、結成した当初から目標にしていた場所なんですか??

古川小夏さん(以下、古川):中野サンプラザってけっこう大きい会場なんで、最初から「絶対にそこへ立つ!」とは思っていなかったんですけど。私たちは「ハロプロエッグを辞めさせられた身」なので、「その過去を超えたい」とはズッと心の中で思っていました。

仙石:一つの目標を達成できたからこそね。

古川:わたしたちがハロプロエッグとして活動をしていた頃は、ハロプロエッグだけで、定期的に横浜BLITZで演らせてもらっていたことから、それ以前は「横浜BLITZに7人で立って、会場をSold Outさせる」ことを目標にやっていたんですけど。憧れだった横浜BLITZへこの7人で立てたからこそ、その次の目標として出てきたのが、「よくハロー!プロジェクトバックダンサーとしてステージに立たせていただいてた中野サンプラザに、この7人だけで帰りたいな」ということだったんです。

――みなさん、「辞めさせられた」身なんですね。

古川:そうなんですよぉ。"辞めさせられた"からこそ、その過去を超えたいなっていう。アップアップガールズ(仮)の場合は、マイナスからのスタート。一番どん底からのスタートというのは、どのアイドル・グループにもないことかな?!って。

――そういう環境からスタートしたとあっちゃ、心もかなり強くなるんじゃない??

佐藤綾乃さん(以下、佐藤):いろんな面でたくましくなったよね。わたし、アップアップガールズ(仮)としての活動が始まった当初は、頻繁に泣いてたんですよ。ですけど、今じゃちょっとやそっとのことでは泣かなくなりました。いちいち挫けてたら、もう涙のほうが先に枯れちゃうくらい(笑)。

関根梓さん(以下、関根):今じゃ別に泣くわけでも、つらいとも思わないことでさえ、活動を始めたばかりの頃は、つらいあまりに泣いていたことも多かったんです。

佐藤:今、テレ朝動画さんで「上々少女's」という配信番組をやらせていただいてるんですけど。けっこうバラエティ的なことをやっているんですね。今でこそ「美味しい立場だなぁ」と思いますけど。その当時は、芸人さんなどにいじられたりすると、ぜんぜん楽しく感じないどころか、泣いてたこともよくありました。

古川:わたしも、最初の頃は「美味しい」という感覚がホントなくて、いじられるたびにガチで心傷ついて、泣いてばかりいたんですけど。でも今は、いじられるたびに「これは美味しい」と、マジに思うようになりましたからね(笑)。

森咲樹さん(以下、森):わたしもハロプロエッグの研修生だった頃や、アップアップガールズ(仮)を組んだばかりの時期は、「アイドルがそんなこと出来ないです」「無理です」みたいな感じでいたんですけど。今じゃ「なんでもかかってこい!!」という感覚だし。みんな、そういう意識を持っていると思います。

古川:いじられてナンボですよ(笑)。初期の頃、ゲームで負け、"まったく画面に映らない"という罰ゲームを受けたことがあったんですけど。声だけでワイワイやりながら、そこで「お前うるさいよ!!」と言われてこそ美味しいわけだし。「この子、何物??」と、映らないからこそ興味を持ってもらえるわけじゃないですか。でも以前は、映らないことをホントに苦痛に感じていたんです。今、同じ環境になったら、「映らないことで、結果、自分が一番目立つなら、その立場がいい」と思えるようになりましたからね(笑)。

森:最近は梓も、小悪魔ネタなどでいじられるようになったしね。

佐藤:それで、けっこう心が強くなってきてるんじゃない??

関根:強くなったんですかねぇ?!さすがに今じゃ、番組の企画に左右されて泣くことはなくなったんですけど…。わたし、よく番組内へ登場するサプライズなドッキリに耐えられなくて泣く人だったんですね。普通なら、その環境へ立ち向かってこそなのに、わたし、「この状況をどうしよう」っておろおろしていた人だったんです。

 今でも、ゲームで負けると悔しいんですけど。それで罰ゲームをやらされても、どんどん攻めていくようになったし、それを「楽しいな」と思えるようにもなりました。ただし、いまだ自分のことをいじられると、どうリアクションを返して良いのかわからなくて、あたふたしちゃうんです。だから、なるべくならいじられたくはないです(笑)。

――メンバーの中には、いじって欲しいと思ってる人もいるわけですよね。

古川:いじってもらいたがりは、わたしだと思います。芸人さんとお仕事で絡むとイキイキしちゃいますからね。いじってもらいたくて無駄に目立ったり(笑)。「うるさい!!お前はもうしゃべんなくていい!!」と言われると、「きたきた、ラッキー!!」と思ったりしますから(笑)。そこは、だいぶ変わりました。

 あと、みんな体力もだいぶついたよね。今でこそ、ぜんぜんきつくはないんですけど。初めてオリジナル曲をもらったときは、その1曲(『Going my ↑』)を唄い踊るだけでハアハア状態で、「もぅ他の曲も歌ってのライブなんか出来ない!!」と思っていたけど。今は、ぜんぜん平気で唄い踊ってますからね。

■ どの歌にも想い出や思い入れを強く持っています

――アップアップガールズ(仮)の楽曲、どの歌もダンスも、かなりハードじゃない?!

古川:そうなんです。でも最近は"変化球な曲"も増えているから、「おーっ、今回はこういう曲なんだ」と、私たち自身も楽しませてもらったり。これまでのアップアップガールズ(仮)の課題だった、"聞かせる表情"も表現できるようになってきています。

――とはいえ、基本は、どれも「激しい」ですからね。

佐藤:そうなんです。だから、楽曲をいただくたびに「もっと体力を付けなきゃ」と言うか。最初はそう思いながらも、ライブを重ねていくと、自然に体力面で慣れていくんですけど。そうすると、またさらに激しい曲が出てきたり。だから体力面は、いまだ毎回の課題としてあることなんです。

――でもみなさん若いから、そこは平気でしょ。

森:昨年の12月28日に、「アップアップガールズ(仮) アプガ第二章(仮) 大晦日イブイブイブ決戦 〜CLUB CITTA'〜」と題した単独公演を演ったんですけど。そのときは、初の試みとして12曲ノンストップ・ライブを演ったんですね。さすがにその翌日は、身体に痛みを感じてました。

関根:しかも激しい楽曲ばかりを1時間くらい唄い踊り続けてだったし。そのライブ中も、ステージ上だけではなく、客席の中に設置した舞台へ駆け上がっては唄い、また降りて、走って移動をしてを何度も繰り返していたから、普段以上に体力を消耗していったのも大きかったんだと思います。

――そんな経験を重ねながら強くなっているアップアップガールズ(仮)ですが、2月19日(水)に、2ndアルバム『セカンドアルバム(仮)』を発売します。中には、『チョッパーチョッパー/サバイバルガールズ』以降『Starry Night/青春ビルドアップ』までの8枚のシングル曲を中心に、数多くの楽曲を収録しています。

古川:一つ一つの曲を聞くたびに、「こういうことがあったなぁ」というのをいろいろと思い出すように、どの歌にも想い出や思い入れを強く持っています。

■ 『サマービーム』…Pick' ed By 佐藤綾乃

――ここらで、メンバー一人一人に、アルバム収録曲の中から"思い入れや強い想い出"を持った楽曲を選んでもらい、その歌に対する想いを語ってもらいます。まずは、佐藤綾乃さんからお願いしようかな。

佐藤:わたしは『サマービーム』です。このシングル曲をリリースした2013年夏の時期には、たくさんのイベントに出ては、この『サマービーム』を歌い続けてきたんですけど。アップアップガールズ(仮)の新曲って、お客さんたちの前で初披露する場があって、そこから、お客さんたちと一緒に育てあげていくんですけど。『サマービーム』は、みんなで肩を組んでワイワイできる曲なんですね。しかも曲中に、ファンの人たちと振りや掛け声でワイワイ遊べるんです。そうやってファンの人たちと一緒にノリを作り上げてく曲だし、実際に去年の夏はそうやって過ごしてきたからこそ、この曲を唄うたびに、今でも"あの頃の夏の風景"が、頭の中に映像として蘇ってきます。

――アップアップガールズ(仮)のライブは、お客さんたちと一体化して作りあげていくライブが基本とはいえ、やはり、ファンたちと一つになって盛り上がっていけたときの醍醐味というのは…。

佐藤:すごく楽しいです。とくに大きなフェスを通して、大勢の人たちが、私たちと同じ方向へ身体を揺らしたり、移動してくれたり。一つになったものすごい声援を感じるたびに、その一体感を嬉しく感じてます。

――それだけ盛り上がってくれるのなら、たまに「自分でこの人たちを動かしてみたい」と思ったりしない??

佐藤:わたし、アップアップガールズ(仮)の中で"煽り隊長"を演らせてもらってるんですけど。昨年夏に横浜BLITZのステージに立ったときには、『サマービーム』のロングバージョンを演ったんですね。そのときにお客さんが、一緒に肩を組んだりとか、わたしの言った動きをしてくれたときにはすごく嬉しくなりました。

――それを経験しちゃうと…。

佐藤:もう、あの楽しさからは抜け出せないですね。でも、たまに無視されることもあるんです。そういうときは悲しくなると言いますか。「あっ、この煽り外れたなぁ」と思うことも、意外とありますね(笑)。

■ 『SAMURAIGIRLS』…Pick'ed By 関根梓

――関根さんは、どの曲を選びますか??

関根:関根は、『SAMURAIGIRLS』を選びます。この曲でアップアップガールズ(仮)は、マイクの刀に持ち変えてという姿勢を示していったように、"侍少女"となって闘ってゆく姿勢を現した楽曲なんです。しかもこの曲でわたしは、佐保(明梨)と二人でラップにも挑戦しました。

 そのラップのレコーディングが本当に大変で。ラップの部分には強いメッセージが込められていたからこそ、その言葉や想いを強い意志を持って表現していくのにかなり手こずったんですけど。苦労したぶんだけ、思い入れも強く持っています。

――そういう気持ちになるのもわかる気がします。

関根:ただ、ラップの部分で、たまに(長野)訛りが出ちゃうときがあって。そこをなんとか抑えながらラップは演っているんですけど。それでも、ときどきイントネーションが変になることがあって。そのたびに、相方の佐保さんから「また可笑しくなってるよ」と言われるんです。でも、歌ってるときとは違う楽しさがラップをしているときには感じられるように、そこを今は楽しんでますし。また、違う曲で関根にラップを任せてもらえるときがあったら、ひと味違ったラップを見せていきたいなと思っています。

――『SAMURAI GIRLS』のPVも格好いいよね。

関根:最後に流れてくる音とか斬新ですよね。わたし、その音を聞いた瞬間、「あっ、近くで誰かが斬られたー!!」とビックリしたほどでした。

■ 『あの坂の上まで、』…Pick'ed By 森咲樹

森:続いて、森咲樹が行きまーす!!わたしは、『あの坂の上まで、』ですね。この曲は、私たちが目標にしていた横浜BLITZの舞台へ、この7人だけで立ったときの単独公演の1曲目に唄った楽曲でした。以前は、ハロプロエッグの研修生として二十数人で立っていたあの舞台の上へ、アップアップガールズ(仮)の7人だけで立てた実感を味わいながら、『あの坂の上まで、』を歌い始めた瞬間に見た、客席中にバーッと広がったサイリウムの海の光景は今でも忘れられません。

 この曲をいただくまでのアップアップガールズ(仮)は、「上を目指していこう」という想いを歌った曲が中心だったんですけど。『あの坂の上まで、』では、初めて♪ねぇここまで来たんだよ♪という歌詞が出てくるように、これまでの自分たちの活動や成長した姿を、初めてちょっとだけ認めてあげれた曲なんです。それに、一度自分たちを認めてあげたことで、「よっしゃ、また頑張ろう!!」という気持ちの再スタートも踏み出していけました。そういう前向きで素敵な曲なので、たくさんの人たちに聞いてもらいたいなと思っています。

――たまには振り返り、頑張ってきた自分を認めてあげることも大切なんでしょうね。

森:大切だと思います。

■ 『サバイバルガールズ』…Pick'ed By 仙石みなみ

仙石:わたし、千石みなみはですね、『サバイバルガールズ』です。私たち、普段から「攻めて」とか「戦闘的に」と口にしているんですけど。サビで♪攻めて攻めて攻めて♪と連呼しているように、その気持ちが一番ダイレクトな歌詞になっているのが、この『サバイバルガールズ』なんです。まさに"攻め感"しかないというか、「攻めてる」想いを一番に伝えやすい楽曲なんです。

 振りも、サビではズッと足を上げてダンスしていくように、歌詞だけじゃなくて、踊りの面でもすごく激しいように、『サバイバルガールズ』を唄うたびに「闘ってく」という意識を伝えていけてますし。普段の自分たちもサバイバルしているように、私たちの活動とも気持ちがリンクしているからこそ、この曲がわたしは大好きなんです。

――♪攻めて攻めて攻めて♪と連呼していくことで、聞いてる側の感情まで一緒に上がっていきますからね。

仙石:歌ってる側は、立て続けに連呼していくから苦しかったりもするんですけど。その連呼をしていくことで、気持ちもすごく昂っていけば、「もっともっと攻めていこう」と思ったりもするように、「この歌は自分の気持ちも高めてくれる楽曲だな」と思います。

――けっして「責めて責めて責めて」と言ってるわけじゃないですよね。

仙石:それはないです(笑)。自分からどんどんガンガツと攻めていかないと。とくに昨年は、アイドル関係のフェスだけじゃなく、いくつかのロックフェスにも出させていただいたんですけど。そういう違うフィールドにも攻めていきたい意識にも、この曲が高めてくれました。

――違う環境でステージを演ったときは、どんな気分でした??

仙石:私たち、アウェイな環境へ行けば行くほどすごく燃えるっていうか。もちろん、緊張感は凄いんですけど。でも、何時もとは違う気分になれたり。その環境を乗り越えると、より一層強くなれる。そういう実感を味わえるからこそ、これからも積極的に、普段とは違うフィールドや、アウェイな環境へ飛び込んでいって強くなりたいと思っています。

――アウェイな環境でお客さんたちがノッてくれたときほど、楽しくなるんじゃない?!

仙石:アップアップガールズ(仮)のことを受け入れてもらえたと実感したときは、すごい充実感や嬉しさを味わえるのは間違いないです。とくに、みんながタオルを振り回しながら一緒にノッてくれる風景を観た瞬間には、ものすごい嬉しさを感じます。

■ 『アップアップタイフーン』…Pick'ed By 古川小夏

――最後は、古川小夏さんですね。

古川:わたしは、『アップアップタイフーン』ですね。この曲の中、わたし古川小夏が一番多く歌わせてもらっているんですけど。唄うのには苦労したりと、そういう想い出もあれば、アップアップガールズ(仮)として初めてPVを作っていただいたのも、この『アップアップタイフーン』なんです。だから、今でも撮影をしていたときの風景だって思い返せます。

 この曲、ファンの方々と一緒にライブでタオルを振りまわしていくんですけど。イベントやフェスを通して、他のアイドルさんのファンの方やロックファンの方が、自分の押してるアイドルさんやバンドさんのタオルを振り回しながら、一緒に盛り上がってくれてるんです。その光景を観るたびに、嬉しくなるのはもちろん。『アップアップタイフーン』は、いろんな会場でファンの人たちと一緒に盛り上がりを作っていける楽曲なんですね。だから今でも、この曲を聞くたびに、ライブでタオルがまわっている光景を思い出します。

■ 「初回限定盤」……Disc2には……

――2枚組仕様となった「初回限定盤」には、初音源化ナンバーもいくつか収録になっていますよね。

古川:はい。今までライブでしか披露していなかった『チェリーとミルク』や『カッコつけていいでしょ!』が初音源化になったり。クリスマスやお正月公演で披露した限定曲も音源化されれば、Remix曲もたくさん入っているように、わたしたちも聞いてて楽しんでいます。

森:ライブでしか演っていなかった楽曲を音源化するとファンの方々に伝えたときも、みんな「嬉しい!!」と言ってくれてたしね。

佐藤:Remixでは、私たちの楽曲を初めて手がけてくださったDJさんもいれば。何よりも、アップアップガールズ(仮)の曲をこんなにもたくさんの方々の手にかけていただけたことが嬉しいんです。

アップアップガールズ(仮)は一体何と戦っているんだっ!!

――アルバムのジャケットに、「アップアップガールズ(仮)は一体何と戦っているんだっ!!」と記されています。みなさん、何と戦っているのでしょうか??

古川:その時その時で戦ってるものはホント違ってたりもするんですけど。うちのグループの破壊王の佐保明梨が、よく「目にみえるものすべてと戦ってる」と言ってるように、その言葉を聞くたびに「その通りだな」と感じています。だから、その時その時目に入ったものすべてと私たちは戦っています。

――つねに戦いを繰り広げているんですね。

古川:はい、戦ってます!!

佐藤:わたし、寝てるときも戦ってます。けっこう、夢の中でも戦いを繰り広げています。

――最近、夢の中で戦ったのは??

佐藤:最近はメンバーと戦いました。何故か夢の中では、1対6だったんですけど。でも、最終的には仲良くなってというように、友情系の戦いの夢だったんですけど。最近では、ライブで対バンを控えたグループの方々と戦う夢もよく見ます。それだけ、気持ちの中に「戦え」という意志を強く持っているからなんでしょうか??

――ということは、メンバーだってライバルだ。

佐藤:その意識はあります。むしろ、なきゃいけないと思います。アップアップガールズ(仮)は、よく「メンバーどうし仲がいいよね」と言われますけど。ただただ仲良しだけじゃなく、アップアップガールズ(仮)内でも、バチバチしてかなきゃいけないと思うんです。

仙石:つねに戦闘モードでね。

関根:単独ライブ中に関根によくあることが、自分の前に唄う人が綺麗に唄ってると、自分の気持ちが焦ってしまうこと。唄い踊ってく中でも、自分の視界に入ってくる子が自分よりも気合い入ってる姿を見ると、「負けられない!!」と自然に思うし。わたし以外のメンバーが前へ前へと出てくれば、良い意味での焦りや闘志も強くなっていくように、やっぱしみんな、グループ内でも戦っているんだと思います。

古川:今も、THE ポッシボーさんや吉川友さんと一緒に対バン・イベントを繰り広げてるんですけど。みんな同じ仲間なんですが。リハーサルや本番など、ステージに立ったとたんにアップアップガールズ(仮)内の空気が変わっていくんですね。それだけみんな「負けたくない!!」という意識を強く持っているからなんだろうし。近しい存在なぶん、比べられることも多いからこそ、余計にそういう意識が出てしまうのかな?!とも思います。

――同じ仲間でも、負けたくはない。

古川:負けたくはないです。「ここで余裕を見せてしまったら負けちゃうんじゃないか?!」って不安が私たちの中にはあるからこそ、「絶対に負けない!」という気持ちをつねに前へ出しておかないと。

中野サンプラザの会場をSold Outしてこそ、初めて目標を達成することになる

――3月からは、全国ツアー「アップアップガールズ(仮)1st全国ツアー アプガ第二章(仮) 進軍~中野に向かって~」が始まります。

仙石:今回は、初めて行く場所が何ヶ所もあるんですよ。

関根:そういう場所でのライブは、より1回1回が重要な意味を持っていくなーとも感じています。

――この単独ツアーでしっかりと成果を出さないと、中野サンプラザへさえ辿り着けなくなってしまう。

古川:そうなんです。だからこそ、すごくプレッシャーを感じています。言われたように、私たち自身も、今回のツアーの成果次第が、先の道へ繋がるのかどうかになると感じているからこそ、一本一本を大事にやっていきたいなと思ってるし。待っててくれる人たちの側に行くことこそがすごく大事なことだと思っているから、一公演一公演、その場へ行けることに感謝しながらも、大切にやっていきたいと思っています。

――メンバー自身は、やはり年内には中野サンプラザの舞台へ立ちたいという意識なのでしょうか??

古川:年内には絶対に。最短なら、夏には…と思っています。

――中野サンプラザを制覇したら、その次は…?!

古川:日本武道館。正直、今の自分たちの現状を冷静に見据えてくと、まだまだ遠すぎる場所だというのはわかってるんですけど。でも、それくらいのところを見て走っていきたいなとは思ってます。正直、今はまだ「頑張ります」としか言えないんですけど。でも、目標があるぶん、一個一個のライブの重要さや大切さが身に沁みてわかっていくので。

仙石:アップアップガールズ(仮)の場合、毎回、けっして簡単には手に入らない。必死に、必死に頑張って、それでも手に取れるかどうか?!という目標が多いんですけど。だからこそ、いつも高いころへ目標値を定めながら、その夢を叶えようと強くなっていけたらなと思っています。

――アップアップガールズ(仮)の場合、横浜BLITZ公演を最初の時点でSold Out出来なかったことから、リベンジ公演を通して完売させた過去もありました。もし中野サンプラザを演れたとしても、アップアップガールズ(仮)の場合は「中野サンプラザのステージに立つこと」が目標ではなく、「中野サンプラザをSold Out」させてこそ、初めて目標を達成出来た形になるわけですもんね。

古川:そうなんです。中野サンプラザをSold Outさせないことには、「その次の目標は」なんて言ってられないことなので。

森:その壁が高いからこそ、やり遂げたときに達成感も強いんですね。今、掲げている目標だって簡単に手が届くような場所ではないし、背伸びしながらでも頑張らなきゃいけないからこそ、その目標を達成するためにも上へ上へという意識を強く持ってます。

アップアップガールズ(仮)ディズニー・ナンバーを唄う!!

――アップアップガールズ(仮)は、オムニバス盤『Disney Rocks!!! Girl`s Power!』へ、『We're All in This Together [High School Musical』で参加していましたよね。

森:ディズニーさんと一緒にお仕事させてもらえること自体が、ビックリだよね。

古川:わたしたち、みんなディズニー好きだから、「わたしたちがディズニーの曲を歌っていいの?!」という感動もありながら。アレンジの上がった曲が、アップアップガールズ(仮)らしいすごくノリのいい、聞いててワイワイ楽しくなれる楽曲だから、その感動がハンパなくって。

仙石:だから、ぜひ聞いてください!!

PHOTO:安藤ふみひろ/TEXT:長澤智典


★CD

ディズニー・ロックス!!! ガールズ・パワー!
品番:AVCW-63008
価格:2940(税込)

★LIVE
アップアップガールズ(仮)1st 全国ツアー アプガ第二章(仮) 進軍~中野に向かって~
名古屋決戦 3 月 21 日(金祝) BOTTOM LINE(愛知)
大阪決戦 3 月 22 日(土) umeda AKASO(大阪)
神戸決戦 3 月 23 日(日) Kobe SLOPE(旧神戸ウィンターランド)(兵庫)
盛岡決戦 4 月 5 日(土) 盛岡 CLUB CHANGE WAVE(岩手)
仙台決戦 4 月 6 日(日) 仙台 Rensa(宮城)
札幌決戦 4 月 20 日(日) 札幌ペニーレーン 24(北海道
福岡決戦 4 月 27 日(日) 福岡 DRUM LOGOS(福岡)
熊本決戦 4 月 29 日(火祝) 熊本 DRUM Be-9v1(熊本)
松山決戦 5 月 4 日(日) 松山サロンキティ(愛媛)
高松決戦 5 月 5 日(月祝) 高松 MONSTER(香川)
広島決戦 5 月 10 日(土) 広島 CLUB QUATTRO(広島)
岡山決戦 5 月 11 日(日) 岡山 CRAZYMAMA KINGDOM(岡山)
高崎凱旋 5 月 24 日(土) 高崎 club FLEEZ(群馬)
新潟決戦 5 月 25 日(日) 新潟 LOTS(新潟)

6月1日アップアップガールズ(仮)1st全国ツアー アプガ第二章(仮) 進軍 ~中野サンプラザ 超決戦~
各種チケット、詳細についてはオフィシャル HP でご確認をください。問合わせ:オデッセー 03-5444-6966(平日 11~18時)


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