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公明党山口那津男代表(68)の東京オリンピックパラリンピックを巡る発言が物議を醸している。各メディアによると、17日の党中央幹事会に出席した山口代表は、開催中止を求めている一部の野党に対して、こう強く批判した。

オリンピック中止をさけんでいた政党もありますが、極めて非現実的な主張であり、また国民の不安をあおりかねない主張であると思います」

いっぽうで、「国民に説得力のある情報提供を強く迫って参りたい」と政府に対して強気な姿勢を見せてもいたという。

自民党との連立与党・公明党のトップである山口代表。オフィシャルサイトで掲げているモットーには次のような言葉が並んでいる。

「生活者の声 日本の政治の真ん中に」
「まごころを貫き通すということは、時代が変わろうと、人間としてなすべきことだと思うからです」
公明党の理念である生命・生活・生存を最大限に尊重する人間主義を追求するところに、平和はあります」

20日に7都道府県緊急事態宣言が解除されるものの、第5波も懸念されている日本。そんな状況で、開催中止を求める声を一蹴した山口代表には批判の声が相次いだ。

《これまで幾度となく安心安全を確保できず感染拡大を招いた政府が、多くの規制緩和と人手を想定できる五輪を安心安全にできる方が非現実的》
《国民が納得いく説明が必要なんて完全傍観者、他人事を言う為に会見したんでしょうか?》
《何故「非現実的な主張」なのか説明していただきたいです》

山口氏のオフィシャルサイトには「東京の未来を開く」というスローガンも掲げられているが、果たして“開催強行”の先に待つ未来とはーー。