高田馬場

東京・新宿区「JR高田馬場」駅前ロータリーの金網フェンスに、“謎の南京錠”が次々付けられるというミステリアスな騒動が発生し物議を醸している。

いても立ってもいられなくなったしらべぇ記者が2日連続で現地をリサーチしたところ、意外な錠前を発見することとなった。


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■5月半ばに「広場閉鎖」

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高田馬場駅ロータリー広場といえば、周辺の学生やサラリーマンたちが集まる憩いの場。エリアには居酒屋や飲食店が数多く並び、週末ともなると酔っぱいがこの広場にたむろしていたが、緊急事態宣言が発出されると行き場を失った人たちがこの場所で、“野外飲み”を繰り広げるなどさらなる問題に発展していた。

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結果、5月18日にはロータリー広場が完全閉鎖に。喫煙所も閉鎖され、エリアには金網フェンスが設置され立ち入りができなくなっていた。


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■突如姿を表した「錠前」群

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6月の10日を過ぎた頃、その金網フェンスに突如「謎の南京錠」が着けられ始めた。南京錠にはイニシャルとハートマークが描かれたラブラブなメッセージや、「愛」や「恋の緊急事態」の文字が。まるで観光地で見かける「愛の南京錠」のようである。なにもこんな場所で…。

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しらべぇ記者は17日、18日と連続で現地を確認したが、その数は次第に増えていることがわかっており、行き交う人が思わずこの錠前群に驚く姿も見られ、連日報道陣もここを訪れていた。

■「ロックシード」まで登場

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この誰が着けたかわからない愛の南京錠、不法投棄や器物損壊罪にあたる可能性があり、フェンス撤去時には大きな問題となる。

また仮に錠前が増え続ければ重さでフェンス投壊にも繋がりかねない。ロマンチックという言葉では片付けられない悪質な行為なのだ。

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そんな中、記者は取材2日目にオレンジが型どられた謎の錠前を発見。これ、『仮面ライダー鎧武(ガイム)』に出てきた果実形の変身アイテム「ロックシード」ではないか…。昨日は絶対になかった。


■ネット上では意外な反響

同作オープニングでは、この駅前ロータリー広場のよう金網フェンスにずらりと南京錠が並ぶシーンがあり、そこにはオレンジロックシードの姿も。まさにこれを再現したということなのだが、何度も繰り返すよう勝手に着けることは違反行為である。

鎧武ファンを小馬鹿にするようなこの行為は、ぜってえ許されねえ行為である。改めて記者が同作ファンの30代女性にコメントを求めると「フェンス…ロック…鎧武…と連想ゲームできちゃう人は結構いると思う。でも犯罪はだめ」と憤りを見せるも、「でも、なつかしい…」と作品を思わず回顧してしまったことを明かしてくれた。

ネット上でも「鎧武のOPじゃん」「なんでロックシードあんのにこんなに違和感ないんだよ‪」「ライダーファン持って帰りそう」と予想外の部分にコメントの大半が集まる事態になっている。とはいえ違反は違反。模倣犯が出ることなく収束することを祈りたいところだ。

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(取材・文/しらべぇ編集部・キモカメコ 佐藤

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