タモリ(写真提供:JP News)

19日に放送された『ブラタモリ』(NHK)では、番組が6年間で最も多く訪れた場所である北海道を特集。そんな中、ネット上ではスタジオにて行われた「とある実験」が大きな話題となっている。


■火砕流で作られた美瑛の丘

ロケに行くことができないため、今回はこれまでの放送を手掛かりにして「北海道の絶景はどうできた?」という謎に迫ることになったタモリ

その中で、彩り豊かな畑がパッチワークのように広がっている人気観光地「美瑛の丘」がどうやってできたのかを聞くと、タモリは「これ北海道ですから、火砕流でできたのではないですかね?」と答える。

すると、番組ゲストで北海道の地質を研究する専門家は「すごいですね…」と驚き、十勝岳が噴火した際に流れて来た火砕流が美瑛の丘を作ったと説明した。


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■実験装置を大絶賛

そんな美瑛の丘を作った火砕流がどう流れるのかを知るため、スタジオでは「ブラタモ実験コーナー」と題し、紙粘土で作った火山と重さの違う2種類の入浴剤を使って、火砕流の流れ方を水の入った水槽で見てみることに。

この実験では、一般的な噴火は噴煙が上って広がるのに対し、火砕流は一気に地表に落ちて横へ流れていくことが分かった。

なお、タモリはこの実験装置について「これは素晴らしい! すごいよく分かる!」と絶賛。続けて「これ先生が考えられたんですか?」と尋ねると、専門家は「私、今日これ初めて見ました」と明かし、実験に協力したのは別の人物であることが番組で紹介された。


■実験で恐怖を感じる人も…

タモリが絶賛したこの実験装置は、ネット上で「一般的な噴火と火砕流の噴火の実験がめちゃんこ分かりやすい」「火砕流実験、すごくよく分かりやすいやつだった…」と話題に。

また、火砕流の怖さを実感する人も多く「火山の実験装置が見事。あれ見たらほんと火砕流がヤバいものだと認識できる」「火砕流の怖さがよく分かる」という声も相次いで上がった。

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(文/しらべぇ編集部・綿 つゆ子

タモリ、噴火と火砕流を比較する実験装置を大絶賛 「これは素晴らしい」