ハナノ工場

日本のフィギュアプラモデル市場は約1,400億円の市場規模を誇る。そんな中、一点ものの「手作り木製フィギュア」が話題を呼んでいる。しらべぇ取材班は、制作者から人気の秘訣について聞いた。


■作品歴30年以上

北海道の遠軽町にあるハナノ工場・工場長三浦氏の寄木細工歴は30年以上。20年間のサラリーマン時代は、電気工事会社に勤務していたが、午前4時起きで、出社前に毎日作っていたそうだ。「毎日がワクワクしてとても楽しかった」と当時を振り返る。

その後約10年前に独立し、電気工事店を営みながら、作品を販売する「ハナノ工場」をオープン。今ではハナノ工場の売上だけで食べて行けるほどに発展した。


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■2つのこだわり

三浦氏には、作品づくりに関して2つのこだわりがある。1つ目は、すべて木だけで作品を完成させること。2つ目は、作品に色を塗らないことだ。例えば人気のペンギンオーケストラコントラバスの弦は、つまようじを細く削って使っている。

基本的な木は、薪ストーブ用のまきや地元にある木材を使用。色付きの木に関しては、輸入木材が多いため、東急ハンズで購入しているそうだ。

■注文から1ヶ月程度で完成

ハナノ工場

一番人気は、ツイッターで大きくバズったうさぎの「のび~る餅つき」。二番人気は、こたつうさぎだ。通常、注文から20日から1ヶ月で完成するが、現在注文が殺到し「大変なことになっている」と話す。

リピーターが多く、写真を送れば自分専用の作品もオーダーできる。「自分が持っているギターを作ってほしい」や「飼っている黒の猫を作って」といったオーダーも入る。


■自分独自のオーケストラ

リピーターの中には、今月はコントラバス、次はトランペットを購入し、長い年月をかけて「自分独自のオーケストラ」完成を楽しんでいる人もいる。また、木ならではの色の変化も楽しめるのも特徴。

三浦氏は必ず作品をつくると、1個見本として手元に残しているそうだが、工場を始めて10年間ずっと壊れていないそうだ。これらは、通販サイトのミンネやクリーマなどで、購入することができる。

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(取材・文/しらべぇ編集部・おのっち

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