フランス代表のディディエ・デシャン監督が同チームのFWカリム・ベンゼマについて言及した。19日付けでスペイン紙『マルカ』が伝えている。

 約6年ぶりとなる代表復帰を果たしEURO2020を戦っているベンゼマは、ここまで同大会で2試合連続スタメン入り。多くの期待を背負い出場を果たしたが、未だゴールを挙げることはできていない。それでもデシャン監督は、1-1の引き分けに終わった19日のグループF第2節ハンガリー戦後に、以下のように語っている。

ベンゼマは多くの経験を積んでおり、その能力に何の疑いもないだろう。彼は非常に良いプレーをしていたが、正確さをやや欠いていた部分もあった。多くの人は彼の得点を見たいと思っていることを、私は知っている。しかし彼はそれだけの選手ではない。私は彼自身にもその考えを伝えたよ」

ストライカーに得点が必要なのは事実だ。しかし、肝心なのは彼が自信を持ち、自分に役割や能力があることを認識しているかどうかだと思うよ」

 ベンゼマへの変わらぬ信頼を示したデシャン監督。そのフランス代表の次戦は23日、グループF第3節で前回王者のポルトガル代表との対戦を迎える。

フランス代表のベンゼマ [写真]=Getty Images