マクドナルド・マック

アメリカのマクドナルドで、あり得ないだろうという無茶なオーダーをした女の客。従業員に断られると暴力に発展し、あまりにも激しい乱闘に警察が出動する騒動になった。『Newsweek』『Daily Mail』などの海外メディアが報じている。


■無茶苦茶なオーダー

14日、アメリカ・オハイオ州ポーテージ郡のラヴェンナにあるマクドナルドで、チェリッセ・ヘレナクリーブランドという女の客が警察に逮捕された。

クリーブランドかき氷のような人気のジュース『スラッシー』を、「3つのフレーバーを混ぜて作ってちょうだい」とオーダー。カウンターの従業員が「すみません、あいにくそれはできかねます。どれか1つ、フレーバーを選んでください」と丁寧に断ると、女は突然キレたという。


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■怒鳴り散らし、腕を振り上げる

クリーブランドは従業員に向かって、汚い言葉を大声で怒鳴り散らしながら「自分で作るからどけ!」と言い、カウンターの奥に無理やり入り込もうとした。店長だという女性がそれを阻止すると、彼女の顔を殴り、ひどく毒づいた。

従業員が「ボスに何をするんですか。警察を呼びますよ」と諭せば、「勝手にしろ!」と怒鳴り、店長の顔からマスクをはぎ取った。さらに、セルフサービスのカップに氷とドリンクを注ぎ、カウンターに戻ってきて従業員と店長に向かってブチまけたという。

■堪忍袋の緒が切れた従業員

これにはさすがの従業員も激怒。クリーブランドの髪をつかみ、馬乗りになる勢いで激しく殴る逆襲が始まった。あわててマネージャーが止めに入ったが、苛烈なキャットファイトで、3人の顔はアザとひっかき傷だらけになったという。

店内の他の客が警察に通報し、カウンターに並んでいたブライアンアレンさんという男性は、騒動の一部始終を撮影してFacebookに投稿。またたく間に動画の再生回数は170万回を突破した。


■無罪を主張

迷惑行為、業務妨害、暴行などの容疑で起訴されたクリーブランドは、証拠の動画もあるというのに無罪を主張。しかし、ポーテージ郡の拘置所に身柄を送られた。保釈保証金は1,000ドル(日本円にして約11万円)と設定されている。

裁判官はさらに、2度とそのマクドナルドに入店しないこと、被害にあった従業員と店長の2名に接近しないことを、厳しく命じたという。

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(文/しらべぇ編集部・桜田 ルイ

米マックで無茶なオーダーを断られ… 殴りかかる女性客 vs 従業員で暴力の応酬に