2019年2月に口腔(こうくう)がんのステージ4であることを明かし、手術を受けたタレントの堀ちえみさん。

その後、新たに発見された食道がんの手術も受け、2021年6月現在は芸能界に復帰しています。

闘病中、堀さんは自身のブログで前向きな姿勢を見せ、多くの人を勇気付けてきました。

堀ちえみに誹謗中傷をした女性が、書類送検に

同月21日、堀さんのブログで誹謗中傷を繰り返していた40代の女性が、東京都迷惑防止条例違反の疑いで書類送検されたことが分かりました。

産経ニュースによると、女性は159回にわたって「不細工ですね」「どうか永遠の眠りについてくださいね」などのコメントを書き込んだとのことです。

取り調べで、女性は「堀ちえみが大嫌いだった。私の書き込みを見てがんが再発し、死ねばいいと思った」と供述しているといいます。

明確な悪意を持ち、幾度となく他人の心を傷付けた悪質な行為。堀さんは2019年にも誹謗中傷の被害に遭い、警視庁によって50代の女性が書類送検されています。

ネット社会で深刻な問題となっている、誹謗中傷行為。今回の報道を受け、多くの人が改めて考えさせられたようです。

・好き嫌いは自由だけど、本人を直接攻撃するのは肯定できない。

・こういう問題が後を絶たないですね。現実だけじゃなくネット社会も怖い。

・誹謗中傷はどんどん取り締まってほしい。言葉は人の命を奪うこともある。

2019年に書類送検された女性は当時、情報番組の取材に対して「ほかの人たちも書いてるじゃないですか。あの程度でも脅迫になるなんて」と、驚きや不満をあらわにしていました。

堀ちえみに誹謗中傷した女性が書類送検 女性の『コメント』に小倉智昭が怒り

堀さんの件に限らず、誹謗中傷をする人は「みんなやっているから大丈夫」「文字で書きこむくらいだから」と思っているのかもしれません。

しかし、いくらネット上の書き込みでも、いわれた人は深く傷付き恐怖感を覚えるもの。相手の気持ちを考えることができれば、そんな書き込みはできないはずです。

ネットに何かを書き込む前に、画面の向こう側には生身の人間がいるということを考えてほしいですね。


[文・構成/grape編集部]

出典
産経ニュース