羽鳥慎一

21日放送の『羽鳥慎一 モーニングショー』(テレビ朝日系)では、緊急事態宣言解除直前の都心部の様子を報道。路上で酒を片手に同窓会を開く若者グループの様子などが、インターネット上で波紋を広げている。


■渋谷に若者の人出が増加

20日に緊急事態宣言の期限を迎えた東京都。しかし、先週18日金曜日から週末にかけて渋谷区などでは10代~20代の若者の人出が急増しているという。

番組では、経済再生担当の西村康稔大臣が今月17日の会見にて、「渋谷なんですけども」と名指し。人流を表すグラフを示しながら「6月に入って急激に増えています」と指摘し、5月16日時点の人出を100とした場合の数値で、1ヶ月で約1.5倍にも増加していることが明らかになっている。


関連記事:田村淳、緊急事態宣言解除のタイミングを心配 「余計モヤモヤする」

■なぜ渋谷に集まるのか?

緊急事態宣言解除前にも関わらず渋谷に来る理由について、同番組の取材に応じた10代の人々からは「人が集まりやすい場所だから」との声が。地元では目立つが、混雑している印象の渋谷であれば、遊んでいてもあまり罪悪感がないという。

番組の取材VTRでは、街のいたるところで路上飲みをする人々が目立ち、その中には“路上同窓会”を開くグループやマスクを外して大声で騒ぐグループ、上半身裸で路上に座り込む人らも見受けられた。中には、喧嘩などのトラブルにより警察が出動する事態に。

■飲食店も「かなり厳しい」

ちなみに、東京都の酒類提供の条件には、「午前11時~午後7時(措置区域外は午後8時まで)」「同一グループ2人以内 滞在は90分以内」とされており、20日の緊急事態宣言解除後は、来月7月11日までまん延防止等重点措置に移行。

番組の取材に応じた飲食店の店主は酒類の提供解禁に安堵する一方で、「2名まで」との規制に「かなり厳しい」と不安な心情をこぼしている。


■路上飲みは“我慢限界”の表れか

番組の放送を受けて、視聴者からは「路上飲みを法的に禁じたらエエだけやのに」「路上飲みは行儀は悪いけど感染リスクは高くないと思う」「完全に普通の日常に戻ってるというか逆に治安悪くなってるでしょ」とさまざまな意見があがっている。

また一部のユーザーからは「東京都自粛疲れ限界モード まあ気持ちは分かるけど」「路上飲みやみんな出歩くのも仕方ないよ」と路上飲みをしてしまう心理には共感するといった声も見受けられた。

・合わせて読みたい→東京・渋谷で頻発する「迷惑行為」に地元商店が憤慨 「外国人観光客より酷い」

(文/しらべぇ編集部・植野春香

『モーニングショー』渋谷の“路上同窓会”などが波紋 「自粛疲れ限界モード」