坂上忍

21日放送の『バイキングMORE』(フジテレビ系)では、平井卓也デジタル改革相が親密企業を優遇していたと『週刊文春』が報じたことについて特集。元文春記者・中村竜太郎氏の発言に、番組MC・坂上忍が語気を強めて反論した一幕があった。


■平井デジタル改革相と『文春』

この日の番組では、「五輪アプリ」に関して、平井デジタル改革相が会議で自身と近い企業の名前を挙げ、デジタル庁の事業に参加されるよう求めたと同誌が報じたことについて特集。『週刊文春』は会議の音声データを公開したうえで、法令違反に当たるとも指摘している。

これに対し、平井デジタル改革相は「我々、元のデータを何度も何度も聞かせていただきました。その音源の中にはどなたも誰も企業名を言っていない」と主張し、「不鮮明な部分を意図的にテキストで補っているように思える」「一般の読者に対して、意図的に誤解を与えようとするものと考えておりまして、昨日出版社には訂正、または記事の全体の削除の抗議をさせていただきました」と反論している。


関連記事:近藤真彦に野々村真が言われた衝撃的なひと言とは… 坂上忍も「マジで?」

■「僕らも書かれる側の立場だから…」

この報道に、坂上は「僕も記事を読んで、音源も聞きましたけど、そこまでの話かって感じ」としつつ、「僕らも書かれる側の立場だから、強い疑惑であそこまでの書き方されるとキツいわね」と語る。

フリーアナウンサーの高橋真麻は、「これもし、本当に文春が確実なネタを握ってるんだったら、平井さんが否定したってことで2報、3報を打ってくると思う」「もし2報、3報がもしなければ、平井さんが言ってることが正しいのかなって」と私見を述べた。

■“書かれる側”の心情を訴え

スタジオでは『週刊文春』側への厳しい意見も目立つ中、坂上が中村氏に「中村さん、このままだとちょっとアレだから、言いたいことがあったらどうぞ」と話を振る。すると中村氏は「坂上さんの一方的な決めつけは勘弁してもらいたい。文春の報道スタンスが歪んでるって…」と指摘した。

これに坂上は「ちょっと待って、決めつけてないよ」と反論。続けて、「笑い事じゃないよ。決めつけってさ、俺はこの記事を読んで、音声データを聞いて、それで自分の意見を言ってるんだよ」「なんの決めつけになるんですか? 言葉間違えてもらっちゃ困るんですよ。逆にこの記事のほうが決めつけになっちゃうんじゃないですか?」と怒りを露わに。

続けて、「表現の自由、報道の自由っていうのがあるけれども、それで僕らだって相当迷惑して我慢している部分はあるわけですよ。これも、平井さんが政治家だからと言って、何でも政治家が悪いんだってことは言えないですよ。僕らだって被害者になり得るときがあって、このルール自体が我慢できない思いっていうのがどこかにあるわけだから」と語気を強めた。


■坂上の言葉に共感する声も

今回の放送を受け、ツイッター上では「坂上さんめっちゃ怒ってるな」「『決めつけ』ってワードが引き金になったみたいだね」など、視聴者からも驚く声が。

また「自分の意見を言ってるのに、決めつけって言われたわ怒るよな」「真実はわからないけど、勝手に決めつけるのは良くない」など、視聴者の中には、坂上が語気を強めた心情に共感する人も見受けられた。

・合わせて読みたい→漫画家・小林よしのり氏、小室圭さんバッシングを一刀両断 「一途で相当優秀な人物」

(文/しらべぇ編集部・北田力也

坂上忍、週刊誌に“書かれる側”の心情を訴え 「笑い事じゃないよ」