手錠(sakhorn38/istock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

互いに片手を差し出して手錠でつながれ、片時も離れずに生活していたあるカップルが別れることを決めたという。「自由がほしい」という理由に、世間からはツッコミが相次いでいる。イギリスの『Mirror』や『NDTV』などが報じた。


■「本物の愛を証明したい」

ウクライナ出身のアレクサンダー・カドレーさん(33)とヴィクトリア・パストヴィトヴァさん(29)が、今年の2月14日、自分たちの愛が本物であることを証明するために片手を手錠でつなぎ、生活を24時間ともにすることを実行したと報じられた

「結婚するまでつながっているつもりだ」と話すなど意気込みは強く、アレクサンダーさんは「僕たちの様子を動画で伝え、お金をたっぷりと稼ぎ、ほとんどを慈善団体に寄付したい」とも話していた2人。

チャレンジを決意すると、洋服にファスナーを縫い付け、衣類の脱ぎ着を簡単にするなどの準備にも精を出していた。


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■次第にストレスに

だが、2人は次第にトイレやシャワー、買い物、料理、食事などの全てを協力し合う生活に、ストレスをためるようになった。友人や家族と電話をしたくても、当然だがプライバシーはまったくない。

アクキサンダーさんは「この生活に疲れた。特にヴィクトリアが化粧をしている長時間、隣でずっと立ちっぱなしなのが苦痛だった」と吐露。一方のヴィクトリアさんも「自由がほしい。ひとりの人間に戻りたい」として、4時間の話し合いの末、別れることを決意したという。

■ギネス世界記録は更新

「それでも幸せな経験だった」と語る2人。チャレンジの開始から約3ヶ月、123日目の先月19日に、手錠をかけた思い出の場所でもある首都キエフのユニティ記念碑の前へ。ギネスブックウクライナ支部長であるヴァイタリー・ゾーリン氏により、手錠はチェーンソーで壊された。

破局し手錠を壊したものの、『最も長時間、手錠でつながれたカップル』として、ギネス世界記録を更新したことが認められたという。


■仕事中も一緒だった

顔も見たくなくなったのか、現在2人はかなり離れた地域で暮らしている。

こんな2人について、SNSでは「互いにベッタリつながれたら、自由やプライバシーがなくなるのは当然だ」「こんなバカップルから子供が産まれなくてよかった」など、散々なツッコミの嵐でにぎわいをみせている。

つけまつ毛を製造する仕事をしていたヴィクトリアさんは、そのチャレンジのため仕事を泣く泣く辞め、自動車関連の仕事をするアレクサンダーさんに、勤務中もずっと寄り添っていたというから、周囲もさぞかしあきれていたことだろう。

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(文/しらべぇ編集部・桜田 ルイ

手錠でつながりギネス認定のバカップルが別離 「自由がほしい」にツッコミの嵐