昨年、身に覚えのない「謎の種」を国際郵便で受け取る人が相次いだがアメリカに住むある女性は注文した覚えのない商品がアマゾンから続々と届いて困惑している。女性のもとにはゆうに100箱を超える荷物が届いたという。『NBC News』『The Independent』などが伝えている。

ニューヨークバッファロー在住のジリアン・カナンさん(Jillian Cannan)のもとに現地時間5日、アマゾンから注文した覚えのない荷物の箱が山積みになって届いた。ジリアンさんは当初、ビジネスパートナーが消耗品を注文したのかと思ったそうだ。

ところが送付先の宛名を確認するとジリアンさんの自宅住所が記載されていたものの、肝心の宛名がなかったため彼女は返送するためにアマゾンに連絡した。するとアマゾンから「記載のある住所に届けられた商品なので、それは正式にあなたの物となります」と説明されたという。

だがその後もアマゾンから商品が届き、中には大型の配送トラックで運ばれ貨物用のパレットに載せられてくることもあった。また商品はアマゾンの倉庫から直接送られるものもあれば、UPSや米国郵便公社を通じて配送されるものもあったそうだ。

どれも宛先住所はジリアンさんの自宅だったが、不思議なことに差出人名や返送先の情報も記載がなかった。困惑するばかりのジリアンさんだったが、原因を突き止めるため毎日のようにアマゾンの担当者とバーコードスキャンしたり、荷物の追跡番号を検索するなどのやり取りを続けた。ジリアンさんは今回の件について、次のように語っている。

「初めは詐欺か、もしくは自分の倉庫を整理するために送りつけてくる人がいるのではないかと思いました。しかし届いた商品が全て同じ物だったので、そうではないと思うようになりました。」

ジリアンさんが受け取った商品は、マスクの内側に装着することで息苦しさを軽減できるシリコン製のフェイスマスク・ブラケットで、100箱以上も届き、その数は数千個にも上るという。その後、原因が掴めないもののジリアンさんはようやくアマゾンと折り合いがつき、既に発送した商品を除いて今後は注文していない商品が届くことはないとの連絡を受けた。

大量のフェイスマスク・ブラケットを保持することとなったジリアンさんは、商品を無駄にしないように自分の子供たちに「何かに役立てられないか?」と相談してみた。その結果、小児病院に入院している子供たちのために、フェイスマスク・ブラケットに“お絵かきセット”とペインティングできるマスクセットにして寄付することに決めた。

またジリアンさんは“お絵かきセット”について、アマゾンに「寄付できないか?」と打診してみたが、良い返事は得られなかった。しかしジリアンさんは諦めることなくアマゾンの担当者と電話で交渉し、のちに先方から「フェイスマスク・ブラケットの今後についてどうするか確認のために、(文章にて)メールで返信して欲しい」とメールが届いたという。

寄付についての明確な答えはまだ得られていないものの、ジリアンさんはアマゾンからの吉報を期待して待っているようだ。

画像は『Jillian Scarcello Cannan 2021年6月19日Facebook「Update on Package Gate 2021.」、2021年6月17日Facebook「What a whirlwind this has been… and they just keep coming」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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