新型コロナウイルスの影響を受け、日々の生活に大きな変化が生じた昨今。中には「テレワーク」の形態が標準となり、もはや「職場で働く」という選択肢が考えられなくなった…という人も珍しくないだろう。

近ごろツイッター上では、あまりにツッコミどころが多い「テレワーク」が話題となっていることをご存知だろうか。


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■ディスプレイされている内容は…

注目を集めているのは、ツイッターユーザー「白飯しゃもじ Aruma.White」さんが14日に投稿した一件のツイート

こちらの投稿には家電量販店で撮影された写真が添えられており、写真を見ると「テーマ:初めてのテレワーク」と書かれたホワイトボードには、WEBカメラやヘッドセットなど、テレワークを円滑にするアイテムの画像が貼られていた。

ボードの前にはこれらの商品が揃った「理想のテレワーク」ともいうべき環境が整備されているのだが…肝心のモニター内には大人気ゲーム『ファイナルファンタジーXIV暁月のフィナーレ』のタイトルが大きく表示されているではないか。


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■「FFは遊びじゃないから…」とフォローも

テレワーク」の指す意味とのギャップを感じた白飯しゃもじさんは、思わず本文にて「初めてのテレワーク…?」と疑問の言葉をつづっており、他のユーザーからは反響の声が続出。

ヨドバシカメラ(画像提供:白飯しゃもじ Aruma.Whiteさん)

投稿からわずか数日で4,000件以上ものRTを記録した同ツイートには「風刺がきいてて笑った」「実際みんなこんな感じなのでは?」「完全に玄人のやることやないか…」といった声のほか、「FFは遊びじゃないからセーフ」「テレワークの合間にFFやってるだけだから…」などフォローのリプライが多数寄せられていた。

ヨドバシカメラ

ツイート投稿主の白飯しゃもじさんに詳しい話を聞くと、思わず反射でツッコミたくなってしまうこちらの光景は東京・秋葉原にある「ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba」にて目撃したものと判明。そこで記者が現地を訪れてみると、予想だにしなかった「事実」が待ち受けており…。

■「光の戦士」が現場をガチ考察

ヨドバシカメラ

ヨドバシの2階にてこちらの「初めてのテレワーク」を発見した白飯しゃもじさん。

「私自身、モニター画面に映っている『FF14』のユーザー、いわゆるヒカセン(光の戦士)なのですが、マウスを買いに行こうと思ってフロアをウロウロしていたところ、件のテレワークコーナーを見かけまして」「モニターにとても見知ったゲームのトレーラー動画が映っていたので、思わず二度見してしまいました(笑)」と、発見時の様子を振り返る。

テレワーク」にも関わらず「遊べ!」と言わんばかりにゲームのトレーラーが表示されている矛盾と、「テーマ:初めてのテレワーク」表記がなんともシュールでツボにハマったようだ。

また「よく見ると、置いてあるヘッドセットがゲーム向けっぽいのとか、ツッコミどころが多いなとも思います…」と、光の戦士ならではの視点から、その他のツッコミポイントについても解説してくれた。


■後日、現地にて悲しみに遭遇…

そこで後日、記者がヨドバシ2階のディスプレイコーナーへ向かったところ…確かに「初めてのテレワークコーナー」は存在したのだが、モニター画面には「エラー」が表示されており、快適なテレワークライフとは程遠い状態に。

ヨドバシカメラ

店頭の販売員に話を聞いてみると、こちらのモニターは基本的にこうした表示になっているとのこと。しかし前述の『FF14トレーラー映像のことを考慮すると、「上司にサボりがバレて、証拠隠滅のためにデバイスエラーを引き起こしたパワー系テレワーカー」という、通好みな設定の線も否定できない。

ヨドバシカメラ

なお同店2階は元々「パソコン周辺機器」を取り扱っていたフロアになるのだが、新型コロナ流行によるテレワークのニーズを加味し、ここ1年の間は「テレワーク/Web会議関連製品」にも力を入れていることも分かった。

ヨドバシカメラ

「初めてのテレワーク」を検討している企業戦士、および光の戦士は、ぜひ同店のディスプレイを参考にしてみてほしい。

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(取材・文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ

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