イングランド代表のガレス・サウスゲイト監督が、チームの課題に触れつつユーロ2020のグループステージ首位通過を喜んだ。イギリススカイ・スポーツ』が伝えている。

イングランドは22日に行われたグループD最終節でチェコ代表と対戦。既に決勝トーナメント進出は決定していたものの、チェコとは勝ち点で並んでおり首位通過を懸けた一戦は、前半のうちにMFジャック・グリーリッシュのゴールで先制に成功。後半はややトーンダウンしたこともあり両者に得点は生まれず、1-0で勝利した。

この結果、イングランドはグループステージ首位通過が決定。29日に行われるラウンド16で、フランスドイツポルトガルハンガリーのいずれかと対戦する予定になっている。

試合後の会見に出席したサウスゲイト監督は、チームに課題があると認めつつも向上していることを強調。同時に、負傷の影響で今まで出場がなかったDFハリー・マグワイアとMFジョーダン・ヘンダーソンが、この試合で復帰したことも喜んでいる。

「我々はもっと多くのことができるはずだ。ただスムーズでないとはいえ、良いチームだと思える瞬間もある。我々はまだ向上していると思うし、対戦相手にとっては厄介だろう」

「グループステージを勝ち抜き、ウェンブリーに残ることを望んでいた。対戦相手が決まる明日を楽しみにしている」

ハリー・マグワイアが90分出場できたことは重要だし、ヘンド(ジョーダン・ヘンダーソン)が45分出場できたことも大きな前進だ。この試合にはたくさんのポジティブな要素があった」

また、サウスゲイトはグループステージで戦った各チームを称賛。そのうえで、ラウンド16で戦う可能性のある相手として、特にドイツを警戒した。

「我々はクロアチアチェコと対戦したが、彼らは非常に良いレベルでプレーしていた。そしてスコットランド戦は、特に若い選手にとって特別な機会、経験となる本当に重要なものだっただろう」

「世界チャンピオン(フランス)、ヨーロッパチャンピオン(ポルトガル)、そして私からすると復調しているように見えるドイツのいずれかが相手になるだろう。特にドイツは、何人かの非常に経験豊富な選手をチームに復帰させたね」

「どのチームと戦うにしても、本当に厳しい試合になる。ただ、それは18カ月前から分かっていたことだ。突破口があることはわかっている」

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