7月7日、DREAMS COME TRUEが「ドリカムの日」にAmazon Prime Videoにて最新プレミアムLIVEとライブ&トーク番組2作品の合計3作品を独占配信する。
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内容は、最新LIVE『DREAMS COME TRUE Premium Acoustic-Mi Live Show』と、吉田美和と中村正人が自らの音楽を紐解くライブ&トーク番組『DREAMS COME TRUE「Unveil」』(全4話)、そして中村正人がホストを務め、DREAMS COME TRUEをこよなく愛するゲストを迎えての本気のライブ&トークを展開する『DREAMS COME TRUE 中村正人「Sound Venue」』(全6話)を独占配信。日本のアーティストとしてAmazon Prime Videoでは初となる世界独占配信も決定していて、7言語(英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ブラジルポルトガル語、スペイン語、南米スペイン語)の字幕が用意されている。
さらに同日、新曲「次のせ〜の!で - ON THE GREEN HILL - DCT VERSION」の配信が始まり、Blu-ray&DVD『WINTER FANTASIA 2020 - DOSCO prime PARTY !!! -』もAmazon限定で販売がスタートする。
盛りだくさんな「ドリカムの日」に向けて、中村正人にインタビューを行った。
■コロナ禍、“いつもと違うドリカム”の集大成になるかな
――今年の「ドリカムの日」は盛りだくさんな内容になっていますが、まずは『DREAMS COME TRUE Premium Acoustic-Mi Live Show』のことから聞かせてください。
このライブの企画のすごいところは、Amazon Prime Videoのためにライブを収録するということ。ツアーの中の1公演を収録して、それを放送したり配信したりするということはよくあることだと思いますが、これだけのためにセットを組んでライブをするというのは、他のメディアではなかなか出来ないことなので良かったですね。
――このために収録したというのは、まさにプレミアムですね。
そうですね。コロナ禍という状況の中で、僕たちもいつもと違うドリカムを見せようと思って、去年からアコースティック風味というか、アコースティック味な活動をずっとしてきているんですが、それの集大成になるかなって。ステージセットは、オーガニックでAmazon的なイメージで、荒井千枝さんというすごいデザイナーの方に手がけていただいています。通常のライブの放送と違うのは、カメラのセッティングも普段はライブの邪魔にならないようにセッティングしないといけないじゃないですか。
――お客さんが観る時に邪魔にならないように、とか。
そうそう。でも、今回はAmazon Prime Videoのためだけなので、カメラもいい画角で撮れるんです。それが楽しかったですね。収録とは言え、ステージ感があるので、吉田美和もすごく気分が上がっていましたし、新しいミクスチャーなシチュエーションでしたね。ライブハウスにセットを組んだことが貴重だし、吉田のいいパフォーマンスを引き出せたんだと思います。
――収録ではあっても歌番組とは違う雰囲気で。
全然違いますね。「ザテレビジョン」の取材で申し訳ないのですが、吉田は昔からテレビの収録が大の苦手で、スタジオ収録だけだと緊張しちゃってダメなんです(笑)。「5、4、3…」っていうカウントダウンを聞くと、ただでさえ緊張しちゃう人がより緊張しちゃって。なので、今回はテレビの音楽番組よりも伸び伸びとパフォーマンス出来ていたと思います。プロとしてどうかは別ですよ。だけど、吉田美和はそういうアーティストなので(笑)。
――ライブの雰囲気がたっぷりと味わえる内容になっているんですね。
新しいチャレンジですよね。配信ライブというのは去年もありましたけれど、“収録したライブ”というか“収録のためのライブ”というか、言葉にすると真新しさは感じないけれど、今こうやって内容を話していたら、「新しいことをやったんだな」って実感しました。
■必見は“核心”に迫るトーク番組「何がヤバイって、吉田美和が語ってるんです!」
――ふたつのタイプのライブ&トーク番組も。
「Unveil(アンヴェイル)」(『DREAMS COME TRUE「Unveil」』)はヤバイ番組になりますよ。何がヤバイって、吉田美和が語ってるんです!
――トーク番組ではいつも中村さんが語ってるイメージが強いので、吉田さんが語ってるのは貴重ですね。
そう、あの吉田美和が! 僕が語らないと誰も語らないからね、いつもは(笑)。さっき話しました今回のための配信ライブも含めて、Amazonの環境、いいセッティングでやらせていただけたことと、ゲストMCを務めてくださった陣内孝則さんと亀田誠治さんという強力な布陣が吉田から言葉を引き出してくれました。僕も知らなかったことが出てきましたからね。「知らなかった」というのは表情に出さないようにしていましたけれど、ビックリしました(笑)。ドリカムの核心に迫っているというか、僕すらも聞いたことがない話が聞けるので必見です! もう一つの「Sound Venue」(『DREAMS COME TRUE 中村正人「Sound Venue」』)もそうですが、ドリカムのファンとかファンじゃないとか関係なく、楽しんで観てもらえる内容になっています。
――ライブもトークもいろいろ楽しめますし、DREAMS COME TRUEの世界に触れるきっかけにも。
そうですね。Amazon Prime Videoという環境が好きな人みなさんにオススメです。ドラマとか映画とかを観たついでにドリカム観ちゃおうかなという感じでいいんです。「『呪術廻戦』をひと通り観終わったらドリカムになってた」とか、そんな感じで(笑)。全部を通して観なくてもいいし。3分でも5分でも、「次、何観よう?」って迷ってる間にドリカムに接したとか、ダウンタウンの松本人志さんの番組の後にうちの番組を観てもらうとか、Prime Videoはそういう見方もできるので、Prime Videoファンに受けるコンテンツができたんじゃないかなと思います。ドリカムって、知ってるようで知らなかったり、「お父さんとかお母さんがカラオケでドリカムを歌ってるけど、誰?」っていう人も、今回の一連の番組を観てもらえるとわかってもらえると思うんです。
■再チャレンジできる環境に感謝「当時とは状況がかなり違っている」
――しかも、今回は7言語の字幕が付きますから、世界の人にも。
7言語ってすごいですよね。うちは世界進出に失敗しているから。でも、負けずに再度チャレンジを(笑)。その当時とは状況がかなり違ってますね。7言語の字幕が付くわけですから英語を喋らなくてもいいというのが大きい。インタビューでもネイティブな英語の受け答えができないと、まずプロモーションをさせてもらえなかったから、日本語のままでいけるというのはいい時代になりました。これでうちが世界進出できるかどうかは別ですが、英語以外の言語にマーケットが慣れ始めている状況ですからね。BTSやBLACK PINKのおかげかな(笑)。
――音楽は国境を超えるというのは以前から言われていたことですけど、言語の壁も超えて。
超えましたね。ネットのおかげで世界との距離も近くなった。
――ドリカム初のストリーミングプラットフォームとしてAmazon Prime Videoを選んだのもそういうところが良かったからですか?
そうですね。いろんなところから入ってきてもらえるし、7言語の字幕とかの環境を整えていただけるなんて、アーティストとしてはこんな嬉しい話はないですからね。
――ネットと言えば、DREAMS COME TRUEの公式アプリ「ドリアプリ」も6月からスタートしました。
僕は世代的にスマホよりもパソコンを操作する方が楽なんですが、実際にリサーチしてみると、アプリから情報を掴んで終わっていて、ホームページまで行ってない人が多いんですよね。なので、ホームページで伝えたい情報がアプリというガジェットというか、媒体で届きやすくなったことはすごく良かったと思います。パソコンの方が楽って言いましたけど、最近はAmazonの買い物を僕もスマホを使ってますからね。以前は家に帰ってからパソコンを立ち上げて、ログインして、って感じでしたが、今は「あれ?買えちゃう。買っちゃった!」みたいな感じで活用しています(笑)。
■「大胆すぎることを思いついたんです」中村が明かす新曲誕生秘話
――7月7日には新曲「次のせ〜の!で -ON THE GREEN HILL- DCT VERSION」の配信も始まりますが、日付が変わればすぐに聴けますし。
そういうところも便利ですよね。
――新曲はどんな曲になりましたか?
伊藤園の「お〜いお茶」のタイアップということで、すごいブランドですし、新しいチャレンジを盛り込みたいと思って作りました。30年ぐらい前にゲームの「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」のために書いた「Green Hill Zone」という曲があるのですが、「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」が去年映画化されて、そこでも僕の曲が使われているんです。その映画の舞台がGreen Hillだったりして、茶畑をテーマにした曲は「Green Hill Zone」をベースにしようかなって大胆すぎることを思いついたんです。茶畑=Green Hillだからね。そこからイメージが広がって、いい感じに出来上がりました。もともとの「Green Hill Zone」は僕たちが思っている以上に世界中に浸透しているメロディーで、「お〜いお茶」も世界一ですから、最高にいい組み合わせなんじゃないかと思います。7月7日配信開始なので、今回の番組を観て、「ドリカム、いいな」って思ってくれた人はすぐにサブスク、Amazon Musicで聴くことができます(笑)。
――もうひとつ、7月7日に去年開催した配信ライブのBlu-ray&DVD『WINTER FANTASIA 2020 - DOSCO prime PARTY !!! -』も発売されます。
これはAmazon限定販売です。コロナとか、こういう状況は早くなくなってほしいけれど、こういう時期だから出来た“オンラインツアー”でしたから、ヴァーチャルドリカムも登場していますし、これはこれで貴重なものです。こういう状況下だから発明できた表現がたっぷり入っているので楽しんでもらいたいですね。
――ヴァーチャルドリカムのMASADOさんとMIWASCOさん、お二人の特徴をよく捉えてるなぁって思いました。
特徴捉えています?(笑) 彼らは僕らが管理してなくて勝手にやっていることだから(笑)。とは言え、吉田美和や僕の音楽を伝えてもらう非常に貴重なアーティストなので、ヴァーチャルドリカムの活躍にも期待したいなって思っています。
――いろいろお話を聞かせてもらいましたが、長く活動されていても、まだまだ新しいチャレンジがたくさんありますね。
そうですね。活動の長さなんて関係なくて、今良ければそれでいいから(笑)。
――今やりたいと思っていることができる時代、できる環境にあるというのが素晴らしいなと思います。
まさに“DREAMS COME TRUE”ですね(笑)。「ザテレビジョン」の読者の方も、ぜひ観てください!
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