中国のポータルサイト・騰訊に21日、サッカー中国代表がこの23年間日本代表に勝てていないことを紹介する記事が掲載された。
 
 記事は、9月2日から始まるカタールワールドカップアジア最終予選の抽選会が7月1日に行われると紹介。出場12カ国は世界ランク順で第1から第6までの6ポットに分けられており、中国はイラクとともに第4ポットに入っているとし、第1ポットに入っているイラン、日本のいずれかと必ず同じグループに入ることになると伝えた。

 そして、どちらと同じ組になっても厳しい戦いになるものの、特に日本に対しては中国代表がこの23年間で一度も勝利していないと指摘。それゆえ、日本と同組になった場合には絶望的な状況が待っているとした。
 
 その上で、これまでの中国代表の対日本戦成績を振り返り、これまで27回国際Aマッチで対戦して中国の8勝12敗7分けであり、引き分けを含めると勝率は3割に満たないとした。直近の2戦はいずれもE−1選手権(東アジア選手権)で、17年、19年といずれも中国が1−2で敗北したと紹介している。

 また、中国が日本に勝利した8勝のうち3勝は1975〜80年の間に挙げられたもので、当時は日本相手に3連勝したと説明。しかし、98年のダイナスティ杯にて2−0で勝利したのを最後に、中国代表は23年もの長きに渡って日本に勝てないという「屈辱的な記録」を作ってしまったと伝えた。今世紀に入ってからは一度も勝てておらず、大会の試合でも親善試合でも日本にとって中国はもはや「遊びにもならない相手」なのだとした。

 記事は、日本と50%の確率で同じ組に入るというのが中国代表が直面している現実であり、一度同じ組になればその実力差と過去の対戦成績から「ホーム&アウェーの日本戦2試合で、勝ち点6を失う可能性が高い」と予測。「最終予選に勝ち残ったが、その相手の大多数はわが国より強い。W杯に行くためには、ちょっとのミスも許されないのである」と結んだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

W杯最終予選、もう23年勝ててない日本とは一緒になりたくない=中国メディア