マクドナルド

イギリスで今、あるマクドナルドの従業員が、罪もない初老の男性客の入店を拒否したとして話題になっている。「スマホQRコードを読み取ってください」と繰り返すばかりだった従業員。

あくまでもマニュアル重視で例外を許さない雰囲気に、男性の家族は激怒している。同国のメディア『Gloucestershire Live』『Metro』などが報じた。


■スマホが使えなければ話にならない?

グロスターシャー州のチェルトナムで9日午前9時20分ごろ、一番の繁華街にあるマクドナルドに来店したコリン・ワケラムさん(65)。しかし彼は、スマートフォンをきちんと使いこなせないという理由で入店を拒否された。

さまざまな病気を抱えて通院が続き、生活も苦しく、朝マックですら久しぶりのぜいたくだったため、コリンさんはひどくしょげてしまったという。


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■「QRコードを読み取って」

入店しようとしたコリンさんに、従業員は「新型コロナウイルスの影響で、入店するにはQRコードを読み取ってください」と説明した。

しかし彼の携帯電話は古い型で、QRコードの読み取りアプリダウンロードしようにも、なかなか進まず、入店を待つ客の列をかなり長いものにしてしまった。白い目でにらまれるコリンさんを従業員が助ける様子はなく、結局入店はかなわなかったという。

■腹を立てた娘がテイクアウト

この件について、コリンさんの娘ヴィッキー・ワケラムさん(43)は「スマホを持っていない人、古いスマホをずっと愛用している人、それにアプリダウンロードに不慣れな人もいる。そういう人には例外的に入店を認めてくれてもいいのに」と腹を立てた。

こういう店は2度と利用したくないと言いながらも、朝マックが好物だった父親のため、彼女は2人分を改めてテイクアウトで注文。外のベンチで一緒に食べたそうだ。


■マクドナルドが謝罪

QRコードマトリックス二次元コード)のシステムは便利だが、それを誰もが使いこなしているわけではない。マクドナルドもその後、コリンさんに従業員の認識不足や融通のきかなさを謝罪したという。

ファストフード店では、マニュアルや通達厳守の姿勢が顧客の反感を買うことがある。今回のようなトラブルを避けるためにも、臨機応変な対応を求められた際、自分で判断できなければ店長の指示を仰ぐよう、そちらの教育も必要だったのだろう。

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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ

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