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ブロックに擬態していた子猫が保護され美しい猫に成長するまでの物語


 猫は液体化できる特殊能力を持っているが、今回発見された野良の子猫は、体を液状化させ、コンクリートブロックの穴に入りブロックと一体化していたようだ。

 この子猫は母猫ときょうだい猫たちと民家の庭にいたのだが、母親はこの1匹だけを残して去ってしまったという。

 寂しくて怯えていた子猫はブロックの一部になりきることで身を守ろうとしたのかもしれない。住民により発見された子猫は、その後保護されると美しい猫へと成長し、永遠の家に迎えられる準備ができたようだ

【母親に取り残され、ブロックに擬態していた野良の子猫】

 今年5月、カナダのモントリオールにある民家の庭で、住民が野良の母親と子猫たちを発見した。ところが母親は子猫1匹だけを残し、他の子猫を連れてどこかに去ってしまったという。

 寂しくて怖くて怯えていたのだろう。残された子猫は液状化し、庭のコンクリートブロック塀の穴の中に体を押し込め、出てこようとしなかった。
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 民家の住民は、地元の動物救済団体『Chatons Orphelins Montreal』に助けを求めた。するとすぐにボランティアスタッフステファニーさんと、母親のヨハネさんが駆け付けた。

 ブロックと化した子猫を母猫が迎えに来る可能性もあるので、隠れて様子を見ていたが、しばらくたっても母猫は子猫を迎えに戻って来ることはなかった。

 そこでステファニーさんはブロック穴から子猫を引き出し、施設に連れて行き、獣医による検査と治療が施された。

 子猫には、デイジーという名が付けられた。

 生後5週間ほどとみられるデイジーは、空腹のためにとても痩せ細り、診察の結果、前足の1本の関節が変形していることがわかったが、特に問題なく動き回ることができるようで、成長するにつれてどうなるか、モニタリングを続けていくことにしたようだ。

里親もとで元気に生活するデイジー、養子縁組の準備整う

 保護されたデイジーは、自分が安全な場所にいると悟ったのか、自分の殻から出てきて、愛らしい性格を開花し始めた。

 スタッフのあたたかい愛情と手厚い看護に支えられ、美味しいごはんと快適なベッドで過ごすうち、デイジーは体重も増加し、たちまち元気になっていった。

 離乳後は、仮里親の家に移され、保護された同年代の子猫たちとの交流もできるようになった。

 現在、ぐんぐん元気に美しく成長しているデイジーは、もうブロックに擬態して、怯えて隠れ続けていた子猫ではない。

 どんな場所にもジャンプしてやんちゃぶりを発揮し、人に囲まれたり、撫でてもらったりすることが大好きになった。

 好奇心旺盛でエネルギッシュなデイジーは、仲間の猫のボス的存在になり、周りの注目を集めたがるようになったという。

 その一方で、人間の里親には甘えん坊ぶりを炸裂させ、里親の頭のそばに寄り添って、一緒に眠るのが大好きなのだそうだ。

 ここまでデイジーが辿り着くまでには、多くの人のやさしい助けがあったからこそだ。

 今、ようやく永遠の家を見つける準備ができたデイジー。新しい飼い主が見つかる日も、きっとそう遠くないはず。

written by Scarlet / edited by parumo

 
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