赤ちゃんの誕生を喜んだ家族が、小さくかわいい顔に大きな傷ができていることを知り、ショックを受けた。治療を受けた赤ちゃんの様子、そして家族のコメントなどを、『KRON4』などアメリカのメディアが詳しく報じている。
■始まった帝王切開
アメリカ・コロラド州で暮らす女性が妊娠。その後「できたら自然な形で出産したい」と望んでいたが、15日には医師たちに「少しでもお産を早めたほうがいい」と判断される状況になり、薬を飲むことになった。
しかしそのわずか数分後、女性と赤ちゃんの状態を確認した医師たちはさらに「緊急帝王切開が望ましい」と判断。すぐに手術が始まった。
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■赤ちゃんは13針も縫う大けが
帝王切開のおかげで赤ちゃんは生きた状態で誕生したが、鼻の真横から片方の耳のすぐそばにかけて、大きな切り傷ができていた。
その傷を閉じるため13針も縫ったというが、想像さえしていなかった出来事に、家族は大きなショックを受けたという。
■祖父母のショックも大きく
赤ちゃんの祖父母はメディアの取材に応じ、「胸が張り裂けそうです」「孫もなかなか落ち着かない様子です」と述べ、怒りをあらわにした。
また「医療スタッフは責任を問われるべきだと思います」と法的措置をにおわせてはいるが、弁護士費用の捻出が厳しいため、現在はインターネットで寄付を呼びかけている段階だという。
■病院側の説明は…
帝王切開を担当した医師たちは、「赤ちゃんの心拍が確認できなかったため、緊急帝王切開に踏み切りました」「ですが手術中に、いきなり赤ちゃんが動いたのです」と経緯を説明したという。
それでも家族の怒りは大きく、「帝王切開で生まれた赤ちゃんの顔にこんな傷ができるなんて、聞いたこともありません」と不満をぶちまけた。
なお帝王切開でお腹の赤ちゃんが傷を負うケースは多くはないが、あり得なくはないとのこと。今回のケースでは顔に大きな傷ができてしまったが、今後どこまで治療がうまくいき傷が目立たなくなるのか、それが親にとっては何より気がかりだろう。
せっかくのおめでたい日に、一家はとても大きな悩みを抱えることになってしまった。
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