鉄道好き(tuaindeed/istock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

一部に熱狂的なファンを持つ鉄道。興味のない人にとってはなんの変哲もない乗り物だが、愛する人のこだわりは強いものがある。

雑誌はもちろん、マニアのタモリが活躍する『タモリ倶楽部』(テレビ朝日系)や専門チャンネルなどテレビ番組も頻繁に放送されている鉄道。実際のところ、好きな人はどのくらいいるのだろうか?


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■鉄道は好き?

しらべぇ編集部は全国の10~60代の男女1,844名に調査を実施。


その結果、「鉄道が好き」と答えた人は22.7%だった。


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■年代で傾向

「鉄道が好き」答えた人を年代別に見たデータがこちら。

最も割合が高かったのは60代男性で38.0%。2位には32.3%で10代男性が入り、3位は50代という結果に。女性は各世代で男性よりも割合が低く、60代が29.0%で最も多い。

本調査を見ると、鉄道好きは中高年とティーンエージャーの男性に多い傾向があるようだ。

■地域別で見ると…

さらに鉄道好きを地域別に見てみよう。1位はJR・私鉄・地下鉄など様々な鉄道が走る首都圏で26.7%。2位もJR東日本管内の東北で26.3%に。そして3位は阪急・南海・京阪などの私鉄やJR、地下鉄など種類が豊富な近畿で、24.2%だった。

一方北陸、九州・沖縄、四国は低い割合に。鉄道よりも車文化が色濃い地域であることが影響しているのかもしれない。


■好きな人の声は

鉄道が好きと話す30代男性のYさんに魅力を語ってもらった。

「僕は鉄道の音が好きな音鉄です。発進や走っている音が好みで、東海地方に住んでいますが、全国に聞きに行きます。京急の『ドレミファインバーター』がお気に入りで、その車両が来るまで品川駅のイスに座って待ち、その音を聞けたときは感動しました。


もちろん車両自体のデザインにも興味あり、かっこいい電車を見ると嬉しくなります。一部の撮り鉄が迷惑行為をして、鉄道好きと言いづらい雰囲気があることも事実ですが、多くのファンは適切に楽しんでいる。そこをわかってほしいですね」


車体のデザインや音など多種多様な見方で楽しめる。それが鉄道の魅力なのだろう。

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(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」 調査期間:2020年9月18日~2020年9月23日
対象:全国10代~60代の男女1,844名 (有効回答数)

60代男性の4割が支持する鉄道 マニアが語るその魅力とは