カナダ政府は11日、2014-15年の新予算案を発表し、予算案が国会を通過した日を以って「投資移民プログラム」および「企業家移民プログラム」を廃止すると発表した。環球時報(電子版)が報じた。

 カナダメディアによれば、現在移民申請者は6万6000人に達し、うち4万6000人が中国人だという。

 記事によれば、カナダの投資移民プログラムは、投資を呼び込み、現地経済を発展させることを目的に1986年に開始された。投資移民に対する要求水準は州によって異なるものの、20万-80万カナダドル(約1856-7426万円)の資金を現地政府に無利息で「貸し付け」を行うことでカナダ国民としてのパスポートを手にすることができるというものだ。

 中国人によるカナダへの移民はこれまでも議論の対象となっていた。報道によれば、カナダ政府は「中国人ローンで手にしたカナダのパスポートが“カナダ国民”という価値を著しく損なった」と不満を語っていた。

 米紙ウォール・ストリートジャーナルはカナダ政府の決定について、「投資移民プログラムの終了は中国人が対象か?」と論じた。中国の富裕層の間で人気だった投資移民の実態は、富裕層が永住権をカネで手に入れるというものであり、「投資移民プログラムの廃止はカナダ政府が中国人中国人の資金の流入を制限するために取った措置」と報じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)