30日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)で、同局局員でレギュラーコメンテーターの玉川徹氏が、東京都医師会のある試みについて言及した。

 30日から3日間、同医師会が新宿・歌舞伎町で行うのが、飲食店を利用する前の抗原検査実験。店に食べに行ったり、お酒を飲みに行きたいという客は、スマホに顔写真や連絡先などを登録。検査会場に行き、抗原検査を受けた15分後、スマホに陽性か陰性か、その結果が送られてくるという。ちなみに検査は無料とのこと。

 そして陰性だった場合、スマホに送られてきた結果を店に見せれば入店可能になるというものだ。この陰性証明の有効時間は12時間。一方、陽性の場合は近くの医療機関を紹介してくれるという。現在は実験段階で、うまくいけば本格導入もされる見通しだ。

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 これについて、玉川氏は「お酒を出さないとか、休んじゃうと言うよりも、ずっといいですよね」とコメント。ただしこの抗原検査は、PCR検査より低い85%%以上の精度とのこと。同氏は「感染しているかどうかという感度はそこまで高くないが、ウイルスを出していないということはほぼ、これで立証できるということですよね?」としながら、「検査をしてOKだったら、飲食店で別にお酒を飲んでもいいし、何時まで飲んでもいいし何食べてもいいし、いっぱいしゃべってもいい、という形で社会が動くわけですよね。これなんですよ!」と喜びを露わに。

 だが、少し気の早い玉川氏に、司会の羽鳥慎一アナウンサーは少し慌てながら、「まぁ、まぁ、これが陰性が出たからといって大騒ぎはしてはいけないんでしょうけど」とクギを刺しつつ、「普通にご飯を食べるんだったら、これの方が、まだ安心して行けますもんね」と答えた。

 それでも、玉川氏は「実験次第だけど、大騒ぎしてもいいということかもしれないですよね」となおも騒ぐ・騒がないに固執していた。

 これについて、SNS上では「どんだけ大騒ぎしたいんだよ」「大騒ぎしたらダメだろ100%確実に陰性じゃないんだから」「本気で言ってるなら笑える」という指摘とともに、「陰性証明が数日後には陽性になったウガンダ選手がいるだろ」「飲食店の行き帰りは?穴だらけだろ。何がこれなんですだよ」など疑問の声が上がっていた。

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