東京2020オリンピック期間の首都圏深夜輸送実施路線(21 路線)(画像:JR東日本

JR東日本東京2020オリンピック期間にあたる7月23日8月8日にかけて、日中帯や終電以降の深夜帯に臨時列車を運転する。

山手線など首都圏21路線では、通常の終電よりも遅い時間帯に深夜輸送を実施。運行時間帯は路線によってまちまちだが、たとえば山手線では全区間で深夜2時頃まで運転する。

各線区における深夜輸送の概要(画像:JR東日本

臨時列車の運転は競技開催日にあわせるため、青梅線八高線などは期間中でも日によっては臨時列車の運転を行わない。また東海道線の臨時列車は品川~大船間で横須賀線の線路を使用する関係で川崎には停車しない。6月30日時点の各線区運転時刻は、JR東日本HPで確認できる。

※「JR東日本アプリ」の経路検索に臨時列車が反映されるのは7月9日頃から。

競技場最寄りの路線で増発、「やまびこ」夜間運転も

期間中毎日というわけではないが、競技会場最寄りの路線では、競技開催時刻に合わせて臨時列車を運転するほか、一部定期列車で時刻の変更が行われる。

たとえば複数の競技会場最寄り路線となる京葉線では、東京~西船橋間や西船橋~海浜幕張間では1時間に1本ほど増発。また一部の列車を海浜幕張駅まで延長運転する。

期間中の京葉線臨時列車増発区間、時間帯、増発本数、運転日(画像:JR東日本

その他にも、下記路線が増発対象となる。

川越線【霞ヶ関カンツリー倶楽部】
総武快速線総武本線成田線鹿島線【茨城カシマスタジアム
横浜線横浜国際総合競技場
武蔵野線埼玉スタジアム2002
東海道線伊東線【伊豆MTBコース】
東北新幹線東北本線利府線)・仙石線仙山線宮城スタジアム
東北新幹線【福島あづま球場】

なお、7月21日、24日、27日、28日の臨時「やまびこ」422号などは仙台0:45発 東京4:20着に設定されており、非常に珍しい新幹線の夜間運転が実現する。「やまびこ412号は東京駅から山手線外回り(品川行)に接続予定。

東北新幹線(下り)臨時列車(画像:JR東日本

東北本線利府線7月30日・31日に運転する石巻19:53発 20:59発の定期列車は、岩切に臨時停車する。

開会式前の7月21日、22日も一部線区で臨時列車を運転

東京2020オリンピック開会式前の7月21日、22日にも一部で競技が開催されるため、競技会場の最寄り路線では臨時列車が運転される。

7月21日山手線東北新幹線東北本線利府線)・仙石線仙山線で運転。

7月22日東北新幹線山手線京浜東北線横浜線総武快速線総武本線成田線鹿島線東海道線で運転。なお、横浜線の一部下り快速列車小机駅に臨時停車する。

グリーン車利用は不可?

東海道線横須賀線では普通(快速)列車に「普通列車グリーン車」が連結されているが、今回のオリンピック期間にあわせて運転される臨時列車ではグリーン車の利用はできない。

また東北新幹線宮城スタジアムの競技開催にあわせて運行される「やまびこ」では、グランクラスグリーン車が利用できない。

鉄道チャンネル編集部