エバートンは30日、ラファエル・ベニテス氏(61)の新監督招へいを発表した。契約期間は2024年6月30日までの3年となる。

今シーズンのプレミアリーグを10位でフィニッシュしたエバートンは、今月初めにカルロ・アンチェロッティ監督が古巣レアル・マドリー指揮官に就任するため電撃辞任。

以降は前ウォルバーハンプトン指揮官のヌーノ・エスピリト・サント氏やウェストハムのデイビッド・モイーズ監督、リールのクリストフ・ガルティエ監督、前ボーンマス指揮官のエディ・ハウ氏ら数人の候補との接触を図ってきた。

しかし、最終的にクラブが選択したのは、過去に宿敵リバプールで6年間指揮を執り、チャンピオンズリーグとFAカップのタイトルをもたらしたスペイン指揮官だ。

クラブの大株主であるファラッド・モシリ氏は、複数の候補の中でベニテス氏を招へいした理由を以下のように説明している。

ラファは、その知識と経験、そして何よりもクラブへの参加を希望する情熱と熱意で、我々に大きな感銘を与えてくれた」

「我々がラファを起用するのは、彼がクラブとエバートンの人々に成功をもたらすと信じているからだ。一言で言えば、我々はリーグの上位で戦い、トロフィーを獲得する必要があるということだ。ラフルは、国際的なコーチングの豊富な経験を持ち、実績のある勝者であり、我々のためにそれを達成するための最高の人物を確保したと考えている」

一方、今回の就任報道が出て以降、多くのエバトニアンやリバプールサポーターからのネガティブな反応。自身の自宅近くに「お前の家を知っている、サインするな」との脅迫バナーが掲げられるなど、混乱の中でトフィーズの新指揮官に就任したスペイン指揮官は新天地での意気込みを口にしている。

エバートン指揮官になれることを嬉しく思う。このプロセスを通して、クラブの幹部の方々が示した野心と、この歴史的なクラブに成功をもたらしたいという願望に大きな感銘を受けた」

「私は、このクラブが将来有望なクラブであると信じている。この偉大なクラブがその野望を達成するために、私は大きな役割を果たしたいと思う」

ベニテス氏はレアル・マドリーBで監督としてのキャリアをスタートさせ、バレンシアリバプールインテルチェルシーナポリレアル・マドリーといったビッグクラブの指揮官を歴任。

直近ではニューカッスルと中国の大連人職業を指揮していたが、今年1月に辞任していた。

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