2021年8月6日(金)~9日(月)御茶ラボにて、映像監督・脚本家・舞台演出家の山西竜矢が演技ワークショップを開催することがわかった。

本ワークショップは、映画『彼女来来』で若手監督の登竜門・MOOSIC LAB [JOINT] 2020-2021にて準グランプリを含む全3冠を達成し、今注目を浴びる映画監督であると同時に、新進気鋭の演劇ユニット“ピンク・リバティ”の作・演出もつとめる山西竜矢が講師を担当する、演技ワークショップ。自身も俳優として活動する山西ならではの視点で、映像・舞台を問わず対応できる演技術の体得をめざしたプログラムを実施する。

山西竜矢 コメント

はじめまして。山西竜矢と申します。映画を撮ったり、演劇を作ったりしています。
僕はよく、演技について伝えることの難しさを考えます。それは自分自身が俳優をしているなかで、色んな方の教えが理解できなかった経験があるからです。
情熱や精神論で語られることも多い実態のないものだからこそ、僕のWSではできるだけ具体的な言葉で、明確な技術について分かりやすく伝えることを目指します。
特に、最近は「エチュードはできるけどテキストが苦手」という方が多く見受けられます。
なぜエチュードではできることがテキストではできないのか、自然体の演技をテキストにきちんと持ち込むにはどういうコツがあるのか。そこをしっかり伝えたいと思っています。
テキストとお芝居は、常に切っても切れない関係にあります。台本をしっかり乗りこなす術を得られさえすれば、お芝居をするのがすごく楽になるはずです。
また、演技において抱える問題は十人十色で、課題は人によって違います。その前提のもと、各役者さんの個性に寄り添いながら、個別の言葉を用意できるようなWSにすることも意識したいと思っています。ご興味ある方はぜひご参加ください。

<プロフィール>
1989年香川県生まれ 。同志社大学卒 。2014年より劇団子供鉅人に所属。
俳優として舞台・映像に出演する傍ら、脚本・演出について独学で学び、16年に演劇ユニット「ピンク・リバティ」を旗揚げ。本格的に脚本・演出業を開始する。17年、短編映画『さよならみどり』が第6回クォータースターコンテストでグランプリを受賞。20年、執筆したエッセイが日本文藝家協会「ベスト・エッセイ 2020」 に選出。21年、映画『彼女来来』がMOOSIC LAB [JOINT] 2020-2021にて準グランプリ含む三冠を達成し、行定勲監督がディレクターをつとめるくまもと復興映画祭2021に選出されるなど、初長編作品ながら高い評価を得る。

山西竜矢