スペイン代表のMFコケが、ユーロ2020・ラウンド16のクロアチア代表戦や、フランス代表vsスイス代表の結果を受けて、最後まで集中することの重要性を強調した。

2日に準々決勝のスイス戦が控えるスペイン。ラウンド16におけるスイスは、1-3とリードされながらも81分と90分に立て続けに得点を挙げる粘り強さを発揮し、PK戦までもつれ込んだ末に優勝候補の一角だったフランスを下した。

一方、スペインクロアチアとの試合で3-1とリードしたものの85分と92分に連続でゴールを許し、同点に追いつかれながらも延長戦にFWアルバロ・モラタとFWミケル・オヤルサバルの得点で辛くも準々決勝に進出している。

コケはそんな2試合の結果を踏まえて、近年のユーロにおいて簡単な試合は存在しないと断言。ともすればフランスと同じ轍を踏む可能性があったと、警戒を強めている。

「ユーロ2020はクレイジーな大会で、最近はスモールチームというものが存在しない。どのチームにも勝つ力があるため、試合を制するのは簡単ではないんだ」

フランスvsスイスでも、勝ったと思い込んでいたフランスの前にスイスが飛び込んできた」

「同じことが(クロアチア戦で)僕たちにも起こりそうだったんだ」

それでも無事に勝利を収めたクロアチア戦については、「僕たちはとても幸せだよ。苦しみ、戦い、努力した結果、次のラウンドに進むことができたんだから」とコケ。スイス戦に向けても「ユーロの準々決勝はなかなか経験できるものではないからね。試合を楽しみにしているよ」と意気込みを語った。

グループステージを首位通過となった6カ国のうち3カ国が敗退し、3位通過となった4カ国のうち3カ国がベスト8に残った今回のユーロ。下剋上ムードの中、スペインスイスを下して2大会ぶりの準決勝進出となるだろうか。


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