7月3日(土)放送の「世界ふしぎ発見!」(毎週土曜夜9:00-9:54、TBS系)では、「日本人が知らなかった世界一豪雪地帯・越後」と題して、モデルの冨永愛がミステリーハンターに初挑戦する。

【写真を見る】冨永愛がずらっと並ぶ“火焔型土器”に興奮!

冨永は、世界の第一線で活躍するトップモデルでありながら、テレビ、ラジオ、イベントのパーソナリティ、女優などさまざまな分野に挑戦している。日本人で唯一無二のキャリアを持つスーパーモデルとして、チャリティ・社会貢献活動や日本の伝統文化を国内外に広める活動などを行っており、その活躍は多岐にわたる。

■彫り師・石川雲蝶が“越後だけ”に残した作品の数々

そんな冨永が最初に向かうのは、新潟県立博物館。館内には、燃え上がる炎を象ったかのような形状の“火焔型土器”がずらっと並ぶ。北海道・北東北の縄文遺跡群が世界遺産にほぼ内定したことで世界から注目を浴びる縄文文化。そのシンボルともいえる“火焔型土器”のほとんどが越後で出土していた。素晴らしい展示品の数々に冨永の説明にも熱が入る。

また、次に訪問した魚沼市の寺では江戸時代に活躍した越後の名匠・石川雲蝶の作品が登場。雲蝶は元々江戸幕府の彫り師として活躍していたが、雲蝶の作品に惚れ込んだ越後の商人からの誘いにより、越後に移り住んだと言われている。雲蝶の作品は越後にしか残っておらず、その数1000点以上。生涯を越後で過ごした雲蝶にとって越後での生活はものづくりの源になっていた。この土地でしか見られない芸術作品との出会いに、冨永は思わず大興奮する。

そして日本酒についてもリポート。フランスで新潟清酒専門のアンテナショップが開店するほど、日本酒は今世界で注目されている。酒蔵に訪問し、世界で評価されている日本酒に舌鼓を打つ。

さらに、日本酒を作るための鍵となる“米”の魅力を探るべく、越後の米絶景が見ることができる山古志へ向かう。実はここで“錦鯉”が育てられているという。

美しい棚田に見えるが、その8割は棚田から錦鯉の養殖用の池になったもので、交配を重ねた鯉の品種は100種類以上。富永は5年前から日本に滞在し、錦鯉を輸出・販売している方に取材し、錦鯉への思いに感動する。

■冨永愛コメント

――特に印象に残ったこと、驚いたことは?

魚沼市のお寺では、江戸時代に活躍した越後の名匠による彫刻を見ることができました。この人物については全く知りませんでしたが、作品の素晴らしさに感動して、より多くの人に知ってほしいと思いました。日本の文化遺産になりえる貴重なものと出会えたことに感謝します。

また、当初取材予定にはなかったのですが、訪ねた美術館では私の好きな「縄文時代に使われた火焔型土器」の素晴らしい展示があり、興奮してしまいました!

これまで越後については、スキー場やお米、お酒などしか知らなかったのですが、この取材をきっかけに後世に残したい、残すべき自然、文化があることを知りました。そして、日本酒の奥深さ、おいしさを再確認しました。

――ミステリーハンターを務めた感想は?

実は“クリスタルヒトシ君”を勝ち取ることと、ミステリーハンターになることが子どもの頃の夢でした。“クリスタルヒトシ君”は解答者として番組に参加したときに(第1594回「本能寺の変 解き明かされる新たな真実」)、そして今回のミステリーハンターで、二つの夢が叶い、感無量です。また、スタッフの皆さんが丁寧に、番組に愛情をもって取材していることに感心しました。

冨永愛が“ミステリーハンター”に初挑戦/(C)TBS