ユーロ2020準々決勝、ベルギー代表vsイタリア代表が2日にミュンヘンで行われ、1-2でイタリアが勝利した。

ポルトガル代表との優勝候補対決を1-0で制したベルギーは、アザールが負傷欠場となったものの、ポルトガル戦で負傷交代していたデ・ブライネが先発となった。

一方、オーストリア代表に延長戦の末2-1と競り勝ったイタリアは、キエッリーニが負傷から復帰。オーストリア戦でゴールを決めたキエーザが今大会初先発となった。

デ・ブライネが3トップの中央に構える布陣としたベルギーがやや押し込む展開で立ち上がった中、イタリアが13分に先制しかける。右サイドからのインシーニェのFKをボヌッチが押し込んだが、VARの末にわずかにオフサイドがありノーゴールに覆った。

助かったベルギーは22分に決定機。デ・ブライネが持ち上がってペナルティアーク右から左足を一閃。強烈なシュートが枠の左を捉えたが、GKドンナルンマビッグセーブに阻まれた。さらに26分、ロングカウンターからルカクが決定的なシュートを浴びせるも再びGKドンナルンマのファインセーブに阻まれる。

すると守護神が奮闘したイタリアが31分に先制する。ヴェルトンゲンのミスパスをカットして二次攻撃を仕掛けると、ボックス右でヴェッラッティのパスを受けたバレッラがドリブルでDF3人を剥がして右足を一閃。ゴール左隅にシュートが決まった。

先制後、流れを引き寄せるイタリアは44分にビューティフルゴールでリードを広げる。ハーフラインでボールを受けたインシーニェが持ち上がってボックス手前左から右足を一閃。完璧なコントロールシュートがゴール右に決まった。

それでも45分、ベルギーは左サイドで仕掛けたドクがスピードでボックス内に進入したところでディ・ロレンツォに倒されPKを獲得。このPKをルカクが決め、1点差として前半を終えた。

迎えた後半、イタリアが押し込む流れで推移する中、ベルギーが61分に同点のチャンス。ショートカウンターに転じた流れからデ・ブライネがボックス左に進入。クロスをファーサイドルカクが押し込みにかかるも、ゴールライン前に戻ったスピナッツォーラの好ブロックに阻まれた。

同点のチャンスを逸したベルギーはメルテンスを投入。デ・ブライネが中盤に下がった。オープンな展開で終盤に差し掛かった中、イタリアアクシデント。76分、スピナッツォーラがスピードに乗った際に左足を負傷し、プレー続行不可能となってしまった。

終盤、ドクの仕掛けで同点のチャンスを窺うベルギーに対し、集中した守備で凌いだイタリアが2-1で逃げ切り。優勝候補ベルギーを下し、準決勝ではスペイン代表と対戦する。


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