「ところざわサクラタウン」内の「角川武蔵野ミュージアム」で現在開催中の、“妖怪”をテーマにした大展覧会「妖怪大戦争展2021　ヤミットに集結せよ！」にて、7月3日(土)からの第二期展示のスタートを前に、本展開催以来封印されてきた「大魔神像」がお披露目となり、2日、除幕式が行われた。

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「妖怪大戦争展2021」は、8月13日(金)公開予定の映画「妖怪大戦争　ガーディアンズ」に登場するシーンのセットや、荒俣宏監修による様々な妖怪コンテンツを展示。7月3日(土)から加わるコンテンツとして、メインキャラ「隠神刑部（いぬがみぎょうぶ）」と「狐面の女」の人形造形や、フォッサマグナに関する化石や解説エリアが新たに登場する。

今回の映画では、日本特撮映画界を代表するキャラクター「大魔神」が55年ぶりにスクリーンに復活。フォッサマグナに眠る古代の化石たちから姿を変えた巨大な“妖怪獣”の暴走を食い止めるべく、最後の切り札として封印を解かれる「大魔神」。本展覧会でも開催当初は封印されていた大魔神像が、この日晴れてお披露目となった。

除幕式には、本展の監修と映画の製作総指揮を務める妖怪研究の第一人者・荒俣宏と、公益財団法人角川文化振興財団理事長で、同じく映画の製作総指揮を務める角川歴彦が登壇。

荒俣は除幕に先立ち「『妖怪大戦争』という映画と、その映画をフォローアップする『妖怪大戦争展』のシーズン２をセットで皆様にご覧いただけるのは本当にうれしい。映画にはもちろん大魔神が登場しますが、その意味も語り始めたら1時間は掛かる(笑)。実に重要なキャラクターになるのですが、それは映画を見ていただければ少しずつ分かると思います」と、見どころを語った。

角川理事長は「今の子供たちは、“大きいもの”に憧れている。そこで角川映画の資産である大魔神を本格的に日本から世界にデビューさせたいと思った。今回の映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』に大魔神を登場させるというのは、さすがの三池(崇史)監督も驚いていました。ですが、アメリカのSFXの大作は理屈抜きでそういうことをやっている。日本が少しでもハリウッドに近づきたい、そういう気持ちがこの“ガーディアンズ”という言葉に込められています。この展覧会も、子供たちに喜んでもらえるようにとさまざまなことを行っていますが、そんな中でもしっかりと“日本の伝統的な妖怪の在り方”を外さないようにやっている。皆さんにもぜひ楽しんでもらえたらと思います」と、映画、そして展覧会込めた思いを述べた。

「妖怪大戦争展2021　ヤミットに集結せよ！」は、2021年9月20日(月)まで開催される。

これまで封印されていた「大魔神像」がついにお披露目！　/撮影＝神保達也