英国、アメリカ、オーストラリアなどのメディアで一斉に報じられたのは、沖縄県西表島の南西2kmに位置する小さな無人島、外離島(そとぱなりじま)で20年間ひとりぼっちで暮らす長崎真砂弓(ながさきまさみ)おじいさん76歳。
海外サイトでは「無人島」と紹介されているが、おじいさんが住んでいるので正確には無人島ではなく人口1名の孤島である。
日本のテレビ番組にもいろいろ出ていたので知っている人も多いと思うが、長崎さんは、20年前この地にたどり着き、以来「自然には従うが人間には従わない」というポリシーのもと、海水で歯を磨き、葉っぱで鼻を噛み、食料は海や山から調達し、カラスを手下に従え、島にテントを張って、飲み水用の雨水を溜め、裸で暮らしているという。
ソース:・Sotobanari hermit Masafumi Nagasaki: Japanese man, 76, lives naked on tropical island | Mail Online
・A naked retirement: One man’s life away from it all | THE TRUTH BEHIND THE SCENES
・The Naked Hermit Who Has His Own Islandなど
長崎さんはかつて、カメラマン、高級クラブのボーイ、居酒屋、喫茶店と職を変え全国を転々と渡り歩いていたそうだ。
40歳の時、20歳年下の奥さんをもらい、2人の子どもをもうけ落ち着いたかのように見えたが何かが違うと常に感じていた。ついに50歳の時、妻子を残し家を出た。きっかけは人間不信に陥ったことだそうだ。
そこで最後にたどり着いたのが絶海の孤島、外離島だった。そこで裸になって暮らしてみてようやく自分本来の姿に戻れたという。
長崎さんは語る。「人間にとって死に場所を見つけることが一番大事である。自分はついに死に場所を見つけた。この地で自然に囲まれながら死にたい。ここで天命を全うする」と。
長崎さんのライフラインは月1度の姉からの1万円の仕送りだ。月2回西表島へ行き、1人で生きる為に最小限必要なものを買う。15年前にカラスを操る術を覚え、友人は島にいるカラスたちだ。
まったくの自給自足ではないが、それでも無人島で20年にもわたり1人で生活をするということがどれほど困難に満ち溢れているかということは想像するに難しくない。
森の中に設置した住居用テントは漂着物を利用し制作したもの。下界の情報はラジオから聞いているので下界の情報は良く知っている。「人は人、自分は自分。自分にとってここは理想郷だ。私は私であればいいんだ。
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