4日放送の『サンデー・ジャポン』(TBS系)に、タレント・女優の岡田結実が出演。東京オリンピック開催に伴う公共交通機関の対応に持論を述べた。
■五輪中は交通に変化が
番組はこの日、開催まで3週間を切ったオリンピックに関し、大会期間中に生じる国民生活の変化を紹介。首都高速道路は混雑回避のため朝6時から夜10時まで料金を1,000円値上げし、都営バスは10の路線で経路変更するといった対応を行うことを紹介する。
鉄道各社も、東京メトロは深夜1時30分頃まで、JR・山手線や中央線、小田急電鉄は深夜2時頃まで運行するとのこと。これは、開会式やいくつかの競技が22~23時まで予定されており、終電を繰り下げざるを得ないことが要因なのだという。
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■早期帰宅との矛盾も
一方、東京都は目下「まん延防止等重点措置」が適用中。
小池百合子都知事も「8時にはみんなかえる」キャンペーンなどで早期帰宅を呼びかけているため、番組は「『8時だョ! 全員帰ろう』はどうなったの?」「やっていることとやらせていることが矛盾している」といった批判の声を紹介する。
これについて意見を問われた岡田は、「そうですね、やっぱりオリンピックってみんな、本来だったら心から喜べる行事、行事というかモノだったりするんですけど」と口を開き始めた。
■「どうなってるんだろう」と疑問
続けて、岡田は「やっぱりこう、みんなでも、オリンピックの為だけで自粛とか外出を控えていたわけじゃなくて、自分たちの生活が早く戻るように自粛をしてたのに」とコメント。
さらに、「それで協力して努力してたのに、オリンピックってなった瞬間にこうやって、なんかちょっと(ダイヤを)増幅させたりとか、深夜までやるとかってなると、なんか、『あれ?』 努力… 否定じゃないけど、『あれ? どうなってるんだろう』って思いますし」と疑問を浮かべたのだった。
■職員の過労も心配
加えて岡田は、この対応に伴う職員の過労も心配する。「車掌さんとか駅員さんのハードワークもちょっと心配だなというのは。ただでさえ普段から大変なのに、それがまた(深夜営業で)増えてしまうっていうのは、ちょっと心配だなと思いますね」と問題点を挙げた。
これにMCの爆笑問題・太田光は、「これはでも、最初からオリンピック… 別にコロナということではなくて、おそらく競技の時間帯がもうそれで決まってるっていうことがあるんだろうね、きっとね」とポツリ。
岡田の意見を汲みつつも、オリンピックのスケジュールを考慮し、現状の難しさを嘆いていた。23日の開会式まで20日を切っているが、はたして無事にオリンピックを迎えることはできるのだろうか。
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