復讐心を持った経験は大なり小なり誰にでもあるだろうが、海外ではとある事件の復讐で恐ろしい罪を犯した男がいる。

 アメリカ・ニューメキシコ州で、25歳の男が、自分の妻をレイプした51歳の男性に復讐するため、被害男性の首を切ってサッカーボール代わりにしたと海外ニュースサイト『The Daily Star』と『METRO』などが6月24日までに報じた。

 報道によると、男はホームレスで、とある公園の近くを寝床にして暮らしていたという。男がホームレスとなった理由は不明である。殺害の4日前、男は被害男性の家を訪れ、被害男性の妻も含めて3人で過ごした。その夜、3人は被害男性の家で眠ったが、男が目を覚ますと、被害男性はそこにはいなかった。『The Daily Star』によると、被害男性は、自身の妻と男の所有物を盗んで家から立ち去ったという。所有物が具体的に何であったのか、所有物を盗んだ理由は不明である。また、男と被害男性が以前から顔見知りであったのか、なぜ被害男性が男を自宅に招き入れたのかなどの詳細も明かされていない。

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 被害男性が家を出てから4日後、男は被害男性を公園で見つけた。男が被害男性を見つけた公園は、男が通常、ホームレスとして寝泊まりをしている公園だった。

 被害男性は男が自分を発見したことを知ると、持っていたナイフを取り出し、男に向けた。男はナイフを見るとすぐに被害男性からナイフを取り上げ、被害男性を複数回刺して殺害したという。男は被害男性を殺害すると、被害男性の首を切り、被害男性の頭部をサッカーボールのようにして蹴り飛ばした。具体的には、被害男性の頭部をサッカーボール代わりにして、公園の近くに駐車されていた車に当てるなどしていたという。

 何者かが警察に通報し、男は駆けつけた警察によって逮捕された。逮捕時、男の体は血まみれで、公園周辺も血だらけになっていたそうだ。

 警察の調べに対し、殺害の動機について男は「4年前、自身の妻が被害男性にレイプされた」と明かしたという。被害男性が男の妻をレイプしたことが真実であるかどうかは不明だが、警察はレイプした可能性があるとして捜査を進めているという。現在、妻がどこにいるのかなどの詳細は伏せられている。男が復讐目的で被害男性に近づいたのかなども現在までに分かっていない。

 このニュースが世界に広がると、ネット上では「男はサイコパスすぎる。人を殺すこともあり得ないのに、首を切りさらにボール代わりにするなんて寒気がする」「謎が多すぎる事件。今後、色々なことが明るみになったら、さらに深い闇がありそう」「被害男性は、男が自分がレイプした女性の夫だと分かっていたから、家から逃げたのか。色々なことが絡まり合っている事件」「恐ろしい犯罪だけど、男の妻がレイプされたことが本当なら、かなり恨んでいたのだろう。被害男性に計画的に近づいたのかも」「被害男性はなぜ男を家に入れたのか。詳細は分からないけど、何かしら後ろめたさがあったのかもしれない」などの声が挙がっていた。

 事件そのものはもちろん、事件の背景にある部分に対しても恐怖を感じた人が多いようだ。

記事内の引用について
Sick killer admits hacking off victim's head at park and playing football with it」(The Daily Star)
https://www.dailystar.co.uk/news/world-news/sick-killer-admits-hacking-victims-24378119
「Homeless man ‘decapitated acquaintance and played soccer with his head’」(METRO)
https://metro.co.uk/2021/06/24/homeless-man-decapitated-acquaintance-and-played-soccer-with-head-14825495/

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