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指をひねるだけでわかる脱水症状の見分け方no title
 夏になると気を付けなければならないのが脱水症状だ。体の水分が不足すると、めまいや食欲不振といった症状が現れ、悪化すると熱中症に繋がっていく。

 水分補給を心掛けていても、実はかくれ脱水になっていることもあるという。早めに予防することが大切なのだが、そんな時に役立つ簡易的な自己診断法があるという。用意するのは自分の指だけだ。

 これはある医師がSNSでシェアしたもので、手軽でわかりやすいと試したユーザーから大きな反響を得ている。

【脱水症状を見分ける簡単な診断方法】

 TikTokで400万人のフォロワーを持つ、カラン・ラジ医師がシェアしたのは、誰でも簡単にできる脱水症状の見分け方だ。この方法は、医学的にも認知されている皮膚の弾力を確認するものだという。

 そのやり方はいたってシンプル。
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指の力を抜き、少し曲がった状態で、第二関節の皮膚をぎゅっとつまんで元に戻るまでの時間経過を見る
 ただこれだけだ。

 つねった皮膚がすぐに元に戻らず、しばらく留まった状態であれば、脱水状態になっている可能性があるという。

 通常時にはどれくらいで元にもどるのか、自分の状態を知るために、あらかじめ一度やってみて、確認しておくと良いだろう。

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詳しいやり方は以下の動画を参考にして欲しい。

TikTokで動画を見る

カラン・ラジ医師はこう語る。

これは、認められた技術です。脱水症状になると、皮膚の弾力性が失われますが、体内に十分水分がある状態だと、皮膚の弾力性が増してつまんだ直後に跳ね返るのです。
 この動画は670万回以上視聴され、多くのユーザーが実際にこの診断法を試したようだ。

「やってみたら脱水症状だった!ずっと皮膚がつまんだままになっていた!!」「私も、今日は今から1日中水を飲むわ」などといったコメントの他、「知ってた。何年も前に紹介された」「脱水症状になっていればこんなチェックしなくても、喉が渇いて水を飲むだろう」と言った声も寄せられている。

脱水症の症状と対策

 脱水症とは体内の体液が不足した状態のことだ。体液は体の60%を占め、水分とミネラル(電解質)、タンパク質などで構成されており、生命維持に関わるさまざまな役割を果たしており、体液の20%を消失すると生命維持が難しくなり死亡すると言われている。

 軽度の脱水症では、普段より多量に汗をかく、喉が渇く、めまい、吐き気、ぼんやりする、重苦しい、食欲減退、尿量減少などの症状が現れる。

 中度の脱水症では更に皮膚の紅潮化、手足のふるえ、呼吸困難、精神錯乱などの症状も加わり、重度になると、筋痙攣、失神、腎不全、聴力損失、皮膚感覚麻痺などがみられるようになる。

 上記にあげた指の関節をつまんでチェックしつつ、以下のチェック項目を参照にして、該当する数が多いようなら経口補水液を直ぐに摂取しよう。

・普段よりも汗が出る
・喉が渇く
・ぼーっとする
・体温が上がっている
・食欲がない
・唇がかさかさしている
・だるい
written by Scarlet / edited by parumo

 
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