【7/08 20:33】記事初公開時、文中で『大魔界村』と記載していたましたが、『超魔界村』の誤りです。お詫びして訂正いたします。

 MLBメジャーリーグベースボール)のサンディエゴ・パドレスに所属している、フェルナンド・タティスJr.選手が見せたファインプレー「2段ジャンプ」ではないかと海外で話題になっている。

 サンディエゴ・パドレス公式YouTubeチャンネルでは、フェルナンド・タティスJr.は2段ジャンプをしたのか??」というタイトルで、このスーパープレーの瞬間の動画を投稿している。

 野球ファンの間で話題となっているのは、現地時間7月5日に行われたワシントン・ナショナルズサンディエゴ・パドレスの間で行われた試合。

 8回の場面で、ワシントン・ナショナルズライアン・ジマーマン選手ライナーを放ち、ショートを守るタティスJr.選手がジャンプしてキャッチしようとするが、高さが足りない。頭上を越えてクリーンヒットかと思いきや、タティスJr.選手は2段ジャンプをするかのように空中を蹴り、ボールを見事にキャッチした。

(画像はYouTube「Did Fernando Tatis Jr. double jump??」より)
(画像はYouTube「Did Fernando Tatis Jr. double jump??」より)
(画像はYouTube「Did Fernando Tatis Jr. double jump??」より)
(画像はYouTube「Did Fernando Tatis Jr. double jump??」より)

 なお「2段ジャンプ」とは、ビデオゲームにおいて、ボタンを押してキャラクターがジャンプし、そこからもう1度ボタンを押すと空中で2度目のジャンプするというもの。その起源はしばしば1985年ドラゴンバスターではないかといわれており、『超魔界村大乱闘スマッシュブラザーズシリーズなど、さまざまなアクションゲームに取り入れられている。

 このスーパープレーにファンからは「2段ジャンプは実在したのか」、「信じられない」との驚きと賞賛の声が寄せられている。もちろんこうした2段ジャンプは、ゲームの世界では起こりえても、現実の世界では起こりえない。

 しかし物理現象を無視したかのようなタティスJr.選手の動きは、もしかしたら本当に2段ジャンプを成し遂げたのかもしれないと思わせる迫力がある。走攻守とも活躍するタティスJr.選手の驚異的な身体能力を改めて見せつけた形だ。なお試合は7-5でナショナルズが勝利した。

ライター
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman